住宅ローン完済者の本音、早め返済に満足も「金利もっと考えるべき」の声
住宅ローン完済者の本音、早め返済に満足も「金利もっと考えるべき」

住宅ローンは長期間にわたる返済が一般的で、完済までの道のりは決して短くない。マイナビニュースが会員305人を対象に実施した「住宅購入・住宅ローンと金利に関するアンケート」で、実際に住宅ローンを完済した人が返済生活をどのように振り返っているのかが明らかになった。

住宅ローン完済者は「60代」が最多

住宅ローンの利用状況を尋ねたところ、「住宅ローンを完済している」と回答したのは114人(37.4%)だった。この114人を年代別に見ると、「60代」が34.2%と最多を占めた。

「早めに完済してよかった」返済を終えた安心感

住宅の購入やこれまでの返済についてどう感じているか聞いたところ、完済した人からは早めに返済を終えたことを肯定的に受け止める声が寄せられた。

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「早めに完済して良かったと思っている。」(47歳・男性)
「ローン控除終了とともに全額返済に踏み切って結果によかった」(50歳・男性)
「住宅ローン控除終了と同時に全額返済してよかった」(54歳・女性)

これらの回答からは、単に「完済できた」という事実だけでなく、ローン控除の終了をきっかけに全額返済するなど、それぞれのタイミングで返済を進めた様子がうかがえる。

繰り上げ返済で予定より早く完済した人も

実際に繰り上げ返済を活用し、予定より早く住宅ローンを完済したという人もいた。

「昇進による収入増と、ゼロ金利政策のダブル効果で、数度の繰り上げ返済ができ、予定より早く完済できた。運が良かった。今であれば、厳しかったかも。」(64歳・男性)
「共稼ぎでしたので、繰り上げ返済をして20年返済を10年で完済した」(79歳・男性)
「繰り上げ返済を利用してスムーズに返済ができた。」(72歳・男性)

また、当時の金利の高さを踏まえて早めの返済を考えていたという人もいた。

「過去の高金利時代のローンであったため、数年後に何とかして繰上げ返済した。」(71歳・男性)
「当時は金利が高く当初は返済額が利子分が多く、早めの返済を考えていた」(74歳・男性)
「32年前に5000万円のローンを組んだ時、利率が3.8%であったことから、早く返済したほうが得と考え、夫婦で頑張って9年1ヶ月で全額返済した。今からは考えられないような高利率でした。」(75歳・男性)

繰り上げ返済を行った理由として、収入増や共働き、金利の高さを意識していたことなどが挙げられた。単に「早く返した」というだけでなく、それぞれの家計状況や借り入れ当時の金利環境を踏まえて返済期間を短縮していたことがわかる。

完済後に気づいた「金利」と「返済額」の重さ

一方で、住宅ローンを完済した現在だからこそ、借り入れや金利について「もっと考えておけばよかった」と感じている人もいる。

「今ならもっと金利を考えるべきだった」(47歳・男性)
「住宅を購入する場合は、もっと借りる金利や支払い金額を計算して返済すれば良かったと思います。どうしても後からになって、支払いに負担がかかりました。」(62歳・男性)

特に、完済後になってから「金利」や「支払い金額」を改めて振り返る声があることから、住宅ローンについては借り入れ時だけでなく、返済を終えた後にも当時の判断を振り返るケースがあることがわかる。

「大変だった」返済期間中の精神的負担

早めの完済を肯定的に捉える声がある一方で、返済そのものについては大変さや精神的な負担を感じていたという人もいた。

「大変だったがなんとかなった」(35歳・男性)
「利息が返せるまで大変だった」(57歳・男性)
「返済は、とても精神的に気苦労した」(66歳・男性)

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「大変だった」「精神的に気苦労した」といった回答からは、住宅ローンを完済した人であっても、そこに至るまでの返済期間には少なからず負担を感じていたことがわかる。金銭的な負担だけでなく、長期にわたる返済そのものが精神的な負担になっていたことをうかがわせる声もあった。

住宅ローン完済者は50代以上が中心、受け止め方はさまざま

今回の調査では、住宅ローンを完済した人は114人(37.4%)で、そのうち年代別では「60代」が34.2%で最多だった。完済した人は50代以上が中心となっている。

住宅ローンを完済した人が現在感じていることを見ると、「早めに完済して良かった」と振り返る人や、繰り上げ返済によって予定より早く完済した人がいる一方、「今ならもっと金利を考えるべきだった」「支払い金額を計算して返済すれば良かった」と借り入れ時の判断を振り返る声もあった。また、返済そのものについて「大変だった」「精神的に気苦労した」と感じていた人もおり、完済後の受け止め方は一様ではない。

住宅ローンの返済期間や完済のタイミングは、借入時期や金利、家計状況などによって異なる。早期完済をよかったと感じる人がいる一方で、返済期間中の負担や借り入れ時の金利・返済額について振り返る人もいることから、完済のタイミングに一つの正解があるわけではなさそうだ。

調査は2026年8月6日、マイナビニュース会員305人を対象にインターネットログイン式アンケートで実施された。