大阪府住宅供給公社が手がけた築55年の団地リノベーションが、入居者を殺到させている。上下2戸を1つにつなげる「ニコイチ」方式で、約90平方メートルの大空間を実現。注文住宅のようなデザイン性と機能性が評価されている。
上下2戸を連結、驚きの間取り
4階には広い土間玄関、LDK、浴室やトイレなどの水回りが配置。中央にキッチンが置かれ、小上がりのリビングやダイニング、サンルームとつながる。板で空間が仕切られているが、閉じた印象はない。
小上がりは腰掛けるのにちょうどいい高さで、下部には収納スペース。キッチンは中央に位置し、周囲を見渡せて開放感がある。サンルーム横に洗濯機置き場があり、洗濯から干すまでの動線が短い。竣工は2021年でコロナ禍にあたり、サンルームやベランダで「ベランピング」も想定された。
上下階で暮らしの場面を切り替え
上階へは靴を履いて一度玄関を出、共用階段で5階へ。寝室やワークスペース、子どもの勉強部屋が配置され、浴室のあった場所はミニキッチン(冷蔵庫置き場)となっている。トイレもあり、補助的な生活機能を備える。
4階が生活の拠点、5階が寝室や仕事・勉強の場所。リモートワークに適した配置で、上下を行き来しながら暮らしの場面を切り替えられる。



