【独占】三菱UFJ、新興国発電所で排出権獲得へ 30年までに1000万トン
三菱UFJ、新興国発電所で排出権獲得 30年1000万トン

三菱UFJ銀行、排出権獲得計画の全容

三菱UFJ銀行は、2030年までに新興国の発電所などから二酸化炭素(CO2)排出権を合計1000万トン獲得する計画を明らかにした。これは、同社が掲げる2050年までの投融資ポートフォリオのネットゼロ達成に向けた取り組みの一環。排出権は主にアジアやアフリカの新興国で、再生可能エネルギーや高効率ガス発電などのプロジェクトから創出される見込みで、同社は官民連携の枠組みである二国間クレジット制度(JCM)などを活用する方針だ。

背景と市場の動向

世界的にカーボンクレジット市場が拡大する中、金融機関による排出権の獲得競争が激化している。三菱UFJ銀行は、自社の排出削減に加え、排出権を必要とする顧客企業への販売も視野に入れている。同社の担当者は「排出権の需要は今後確実に増加する。早期に市場に参入し、安定的な供給源を確保することが重要だ」とコメントしている。

具体的なプロジェクトと目標

同社は既に、東南アジアでの太陽光発電所や、アフリカでの風力発電所など、複数のプロジェクトに関心を示しており、2025年までに最初の排出権を取得する見通し。1000万トンという目標は、日本の年間CO2排出量の約0.1%に相当する。また、三菱UFJ銀行は、排出権の品質確保のため、第三者機関による認証を取得する方針で、国際的な基準であるICVCM(自主的炭素市場のための統合評議会)の認定も目指す。

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金融機関としての役割

三菱UFJ銀行は、排出権の仲介だけでなく、プロジェクトへの融資や投資も行い、排出権の創出を促進する。同社は「金融機関として、気候変動対策に積極的に貢献するとともに、新たなビジネスチャンスを創出する」としている。この取り組みは、他のメガバンクにも波及する可能性があり、日本の金融業界全体の脱炭素化を加速させる契機となるかもしれない。

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