関電、六ケ所再処理工場に20人追加派遣 完成遅延懸念で緊急対応
関電、六ケ所再処理工場に20人追加派遣 完成遅延懸念で

関西電力は18日、日本原燃が青森県六ケ所村で建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成を支援するため、社員約20人を緊急で現地に追加派遣したと明らかにした。電力各社全体では派遣人員を約30人増員する。

資源エネルギー庁の要請を受け緊急対応

原燃が2026年度中を目指している工場の完成が遅れる可能性が出ており、資源エネルギー庁が6日、電力各社に人材確保などへの協力を要請していた。

関電の水田仁副社長(原子力事業本部長)が18日、同社の原発を設置している福井県の武部衛副知事に追加派遣や、原発からの使用済み燃料搬出について完成遅延時の対応方針を報告した。

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設工認審査と前倒し処理の調整

再処理工場では設計や工事計画が新規制基準に適合しているかを確認する「設工認」の審査が大詰めを迎えている。原燃は工場の信頼性を高めるため、高レベル放射性廃液を含む溶液・廃液の処理を完成前に前倒しする方向で検討している。

処理の時期や量を巡って原子力規制庁との調整が必要で、完成が再び遅れる懸念がある。

関電の代替策と今後の見通し

関電は福井県に使用済み燃料の県外搬出計画を示しており、再処理工場の完成が遅れれば計画に影響する可能性がある。関電は代替策として、フランスでの再処理実証研究で100トンの追加搬出を具体化するなどして必要な搬出容量を確保する方針。

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