赤沢亮正経済産業相は15日、浜岡原発(静岡県)の再稼働に向けた審査でのデータ不正が判明した中部電力について、「軽々に再稼働について議論するのはいかがなものか」と述べた。中部電は審査の申請をいったん取り下げた後、再申請する方針を示しており、苦言を呈したかたちだ。
「安全性確保の確信が得られない限り」
この日の閣議後記者会見で述べた。赤沢氏は「浜岡原発は国民全体に大きな不安というか疑問が生じている。再稼働について議論や発言をする前提が満たされていない」と指摘。「安全性確保の確信が得られない限り、再稼働について議論するのはいかがなものかというのが私の率直な認識だ」と述べた。
中部電は再申請の方針
中部電は14日、審査の申請を取り下げる方針を発表。一方、林欣吾社長は会見で「浜岡原発の必要性は何ら変わらない」と強調。信頼回復に取り組んだうえで「決してあきらめることなく、再申請に向けた取り組みを進める」と発言していた。
運転期間の扱いに関する質問も
原発の運転期間は原則40年、最長60年。審査などによる停止期間を運転期間から除外することで、60年超の運転ができる。浜岡原発の運転期間は3号機が39年、4号機が33年。ともにこれまでの審査期間は10年を超える。
赤沢氏は会見で、運転期間からの除外を認めるかどうかについて問われ、「ご指摘のような問題について考えなければいけないが、現時点で申し上げられることはない」と答えた。



