ホンダは25日、ハイブリッド車(HV)の生産を増強するため、米国で新たな組立工場の建設を検討していると明らかにした。数年以内に投資の最終判断をし、2030年ごろまでに稼働させたい考えだ。
需要の高いSUVのHVモデルを生産へ
新工場では、需要の高いスポーツタイプ多目的車(SUV)のHVモデルの生産を視野に入れている。ホンダは電気自動車(EV)への投資を見直し、生産や販売の戦略変更を進めており、HV強化が柱の一つとなっている。北米を中心に29年度までに15車種を投入する計画を掲げており、新工場建設はそのための具体策となる。
USMCA交渉が投資判断に影響
ホンダの広報担当者は「検討しているのは事実だ。ただ最終的な決定には至っていない」とコメントした。投資判断には、米国が見直そうとしている自由貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の交渉状況も影響してくるとした。
ホンダは、カナダとメキシコを含めた北米全体でサプライチェーン(供給網)を築いており、交渉の結果次第では、米国での工場新設も修正する可能性があるという。
トランプ関税引き上げ表明の影響
トランプ米大統領は今月24日、カナダから輸入する全ての自動車や自動車部品への関税を来年1月1日から50%に引き上げると表明した。関税措置を巡って応酬が続くカナダに譲歩を迫る狙いがあるとみられる。



