インドで牛ふんバイオガス工場、開所式に酪農家2万5千人
インドで牛ふんバイオガス工場、開所式に酪農家2万5千人

インド西部グジャラート州の農村で2025年12月6日、牛ふんを原料とするバイオガス工場の開所式が行われ、約2万5千人の酪農家が会場を埋め尽くした。彼らはこの工場に牛ふんを供給する「供給元」だ。

牛ふんが自動車燃料に

工場はスズキの研究開発子会社とインドの酪農家組合などが共同で運営し、自動車の燃料となるバイオガスを生産する。土や砂などが混じらない牛ふんが原料として使われる。

式典に出席したスズキ常務役員の豊福健一朗氏は「(酪農家には)牛乳だけではなく、ふんも販売できるという期待があったのでは」と振り返る。

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EVより牛ふん? インドの事情

インドでは約3億頭の牛が飼育され、酪農家組合も既に普及している。一方、充電設備や電力供給、電池の輸入依存がEV普及の制約となっている。

エコノミストの崔真淑氏は「『EVより牛ふん』という話ではなく、その国が持つ資源と制約に合わせて、最も資本効率のよい脱炭素手段を選ぶという話」と指摘する。

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