夏のボーナスシーズンを迎え、多くの人が臨時収入の使い道に悩む時期だ。マイナビニュースが実施したアンケート調査によると、貯蓄が得意な人とそうでない人の間には、ボーナスの使い方に明確な違いが表れることが分かった。総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」によれば、1世帯(二人以上)当たりの貯蓄現在高は平均1,904万円、貯蓄保有世帯の中央値は1,107万円に上る。物価上昇や将来不安が高まる中、貯蓄の重要性は再認識されているが、実際に貯められるかどうかは個人の行動パターンに左右されるようだ。
ボーナスを「増やしたい」欲望が招く失敗
アンケートでは、ボーナスを少しでも増やそうとハイリスクな投資に手を出し、後悔したという声が複数寄せられた。例えば、ある30代男性は「ボーナスで得た50万円を仮想通貨に投資したが、価格が急落し半額以下になった」と語る。また、40代女性は「同僚の勧めで始めたFXで100万円の損失を出し、ボーナスどころか貯金を切り崩す羽目になった」と明かす。これらの事例は、短期的な利益を追うあまり、結果的に貯蓄を遠ざける典型的なパターンと言える。
「貯められる人」と「貯められない人」の特徴
調査結果を基に、人気漫画家兼イラストレーターの菅原県氏が描いた漫画では、両者の特徴が対比されている。貯められる人は、ボーナスの使途を事前に計画し、先取り貯蓄を実践する傾向がある。例えば、ボーナスの30%を定期預金に回し、残りを生活費やレジャーに充てるというルールを守る。一方、貯められない人は、ボーナスが入るとすぐに高額品を購入したり、投資に全額投入したりする傾向が強い。菅原氏は「欲望に任せて行動すると、後悔する確率が高まります」とコメントしている。
日常の小さな差が大きな差を生む
アンケートでは、日常生活における支出の癖も調査された。貯蓄が得意な人は、スーパーでの買い物前にリストを作成し、衝動買いを防ぐ工夫をしている。また、クレジットカードの利用を月額一定額に抑え、ポイント還元を活用しつつも使い過ぎないように注意している。逆に、浪費傾向のある人は、セール品を見つけると必要なくても購入してしまうという。これらの日常的な行動の積み重ねが、ボーナス時の大きな差につながっていると考えられる。
専門家の見解と今後の対策
ファイナンシャルプランナーの山田太郎氏(仮名)は、「ボーナスは臨時収入だからこそ、計画的な配分が重要です。まずは生活防衛資金を確保し、残りを投資や趣味に充てるバランスが理想です」と指摘する。また、菅原県氏は漫画の中で、「貯める習慣は小さな決断の積み重ね。ボーナスを有効活用するには、冷静な判断が欠かせません」と読者に呼びかけている。
調査概要
- 調査時期:2026年6月18日
- 調査対象:マイナビニュース会員
- 調査数:300人
- 調査方法:インターネットログイン式アンケート



