住宅ローン金利の上昇が家計に与える影響が注目されている。マイナビニュースが会員305人を対象に実施した「住宅購入・住宅ローンと金利に関するアンケート」で、住宅ローンを返済中または完済した208人のうち、金利上昇によって「すでに返済額が増え、家計への負担が大きくなった」と回答した人は13.9%、「すでに返済額が増えたが、家計への負担は大きくない」は8.7%で、合わせて22.6%が返済額の増加を経験していることが分かった。
金利上昇で返済額が増えた人は22.6%
調査は2026年8月6日にインターネットログイン式で実施された。金利上昇による住宅ローン返済への影響を尋ねたところ、「現在の返済額は変わっていないが、今後の上昇が不安」と回答した人は16.3%に上った。現時点では返済額に変化がなくても、今後の金利上昇を不安に感じている人が一定数いることが浮き彫りになった。
実際の声から見える家計への負担
実際に影響を受けている人からは、返済額の増加や家計への負担を訴える声が寄せられている。46歳の男性は「変動金利を選択したため、借入始めた頃と比べ金利だけで毎月1万円近く値上がりしている。家は他にも固定資産税や火災保険もあるので、相当な負担増」と話す。63歳の男性は「毎月の返済が高くなって大変である」、55歳の男性は「ローンの金利が上がり続けているので大変困っています」と回答。39歳の女性は「ちょっと大変になってしまいました」と語る。
また、79歳の男性は「金利が上がるので大変。ですから節約を第一に考えている」と述べており、返済額の増加をきっかけに家計の見直しを図る人もいるようだ。
今後の金利上昇への不安と変動金利の悩み
一方で、現時点で大きな負担を感じていない人からも、今後の金利上昇を不安視する声が上がっている。45歳の男性は「毎年金利が上がっているので不安」、59歳の男性は「これ以上金利が上がると困ります」、49歳の女性は「金利がどこまで上がるか心配」と回答。42歳の男性は「金利がどのくらい上昇するのか、返済額はどのくらい増えるかなどが気になります」と話す。41歳の女性は「無理ない程度のローンで見合った住宅を購入したが、この先の金利上昇を考えると少し不安が残ります」と述べている。
変動金利を選択した人からは、今後の利上げや借り換えに関する悩みも聞かれた。46歳の男性は「変動金利で契約したため、今後の利上げによる利率のアップが気になる」、67歳の男性は「変動にしていたので今後の金利負担が気にかかっている」と回答。46歳の男性は「変動金利で借入している為、金利上昇による負担があり借り換えするべきか悩んでいる」と話す。56歳の男性は「変動金利がこんなに上がるとは思わなかった」とし、「借り換えた方がいいのか、今の銀行で継続した方がいいのか」と迷いを見せる。一方、31歳の女性は「金利上昇の前に固定でローンを組めてよかった」と述べており、金利の上昇局面では変動金利と固定金利で受け止め方に違いが出ている。
今回の調査では、金利上昇によって「すでに返済額が増えた」と回答した人は22.6%で、多数派ではないものの、「現在の返済額は変わっていないが、今後の上昇が不安」という人も16.3%に上った。実際の声からは、「毎月1万円近く」返済額が増えた人がいる一方、現在は変化がなくても今後の金利上昇や物価高、収入、老後資金への影響を心配する人が見られた。住宅ローン金利の上昇が続くなか、家計への負担を実感している人だけでなく、「この先どうなるのか」と不安を抱える人もいるようだ。



