8月に入り、夏休みも本番。今年の夏は星空の楽しみが豊富です。金星が最も明るく輝き、流星が乱舞し、夏の大三角と天の川を探すことができます。さらに、ネットを使えば地球の裏側で起こる月食と日食も楽しめます。月の満ち欠けを楽しむなら15日以降です。
金星の輝き
日が沈んで10分もすると、西の空に明るい星が見えます。金星です。金星は夜空で最も明るく輝く星で、その明るさは平均的な1等星の100倍にもなります。圧倒的に明るいので間違うことはないでしょう。ただ、夜8時をすぎるとぐんぐん低くなり、間もなく沈みます。見やすい時期は毎年変わりますが、今年の夏休みは見える時間が長く、最高の条件です。夜7時の金星の位置(東京)は西やや南の地平線付近。大阪より西だと7時30分と考えてください。
夏の大三角と天の川を探す
3つの1等星、ベガ、アルタイル、デネブで作る夏の大三角は、小学校で紹介されることも多いです。金星よりはだいぶ暗いですが、ほぼ一晩中見えるのでじっくり楽しめます。夜8時くらいだと東よりの空高くに見えます。一番上の明るいのがベガ=織姫星、南寄りに離れたところにあるのがアルタイル=彦星、北よりにあるのがデネブです。天の川はこの大三角の中を通りますが、東京や大阪などの都会ではなかなか見えません。でもお盆のころは都市活動もおさまり、真夜中なら存在が分かるかもしれません。双眼鏡で見ると、他の場所より明らかに星が多いのが分かります。
8月13日未明 スペインなどで皆既日食
8月13日の日の出前に、スペイン~アイスランド~グリーンランドで皆既日食があります。日本では見えませんが、NASAなどでネット中継が予定されています。日本では13日未明ですので、昼になったら録画になっていると思われます。リアルタイムで見る場合は時間に注意してください。
8月12~15日 流星が乱舞する
毎年8月12~15日の夜9時~明け方は、年間を通じても流星が多く見られます。だいたい平均の10倍に達します。ペルセウス座流星群の活動があるためです。都心ではふだん1時間に1個程度ですが、それが10個になるというところ。10分から20分がんばって1個か2個見えるかというところです。天の川がよく見えるようなところだと、極大時には1時間に最大50程度の流星が数えられます。流星により、普段聞こえない放送や通信が聞こえることがあります。これを利用した流星観測方法があり、黒部吉田科学館がデータ中継をしていて誰でも楽しめます。いつもはノイズが聞こえるだけですが、流星が流れると「ポーン」という音が聞こえます。昼間でも観測できます。
8月15日~ 夕空に月が見えるようになる
13日は日食=新月で月は見えません。14日は夕方早い時間に沈みます。12日以前は未明の空に見えるので、夕方は見えません。宿題を考えているなら15日以降です。16日には金星と並び、21日にはさそり座の1等星アンタレスと並びます。夏の月は比較的低空に見えるので、南~西の見晴らしがよいところでチェックが吉です。
8月28日 アメリカなどで月食
28日には月食となります。日本では見られませんが、夏の終わりにはこんなものもあるというくらいの話です。



