米航空宇宙局(NASA)の探査機オシリス・レックスが小惑星ベンヌから持ち帰った試料の中から、生命の材料となるアミノ酸が検出された。生命の起源を探る上で重要な手がかりとなる発見として注目されている。
試料分析で判明
NASAが公開した分析結果によると、ベンヌの試料にはアミノ酸が含まれていることが確認された。アミノ酸はタンパク質を構成する有機化合物で、地球上の生命に不可欠な成分だ。
今回の試料は、オシリス・レックスが2020年にベンヌの表面から採取し、2023年9月に地球へ帰還したもの。試料はその後、NASAのジョンソン宇宙センターなどで詳細な分析が進められていた。
生命起源解明への期待
アミノ酸はこれまでにも隕石から検出された例があるが、小惑星から直接採取された試料で確認されたのは今回が初めてとなる。太陽系の形成過程や、地球に生命が誕生した仕組みを解明する手がかりになると期待されている。
NASAは今後も試料の分析を継続し、アミノ酸の種類や同位体比などを詳しく調べる方針。ベンヌには生命の材料となる有機物が豊富に存在する可能性があり、さらなる発見が注目される。



