国際数学連合(IMU)は23日、「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞の受賞者に、米ニューヨーク大教授でフランス高等科学研究所の常任教授も務めるホン・ワン氏ら4人を選んだ。米ペンシルベニア州で開幕した国際数学者会議で、IMU総裁の中島啓・東京大教授が発表した。
初の中国籍受賞者
ほかに受賞したのは、米シカゴ大のユー・デン教授、米ストーニーブルック大のジョン・パードン教授、カナダ・トロント大のジェイコブ・ツィマーマン教授。ワン氏とデン氏は中国籍で、中国籍の数学者が受賞するのは初めて。ワン氏は3人目の女性受賞者となった。
3次元の掛谷問題を解決
ワン氏は、100年以上研究されてきた「3次元における掛谷問題」を解決した業績が評価された。掛谷問題は1917年、当時東北大学に在籍していた掛谷宗一氏が提起した「長さ1の針をあらゆる方向へ向けるのに、必要な空間はどれだけか?」というもの。平面では極めて小さな面積でも針を回転させられることが知られていたが、3次元空間での答えは出されていなかった。
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