2026年のノーベル平和賞の授賞が決まったナビ・ピレイ国際刑事裁判所(ICC)元裁判官(85)が9日、国際会議で滞在中のドイツ・ニュルンベルクで記者会見した。冒頭の発言と一問一答は以下の通り。
冒頭発言で感謝と決意を表明
ピレイ氏は冒頭、「26年のノーベル平和賞の授賞を、大変光栄に思い、感謝しています」と述べ、「この賞を、国際犯罪のすべての生存者の皆さま、そして国際司法の実践者や擁護者の皆さまに捧げたいと思います」と語った。その上で、「彼らの思いやりと勇気があるからこそ、犯罪者が責任を免れることを許さない取り組みが続いているのです」と強調した。
また、「私たちは今、国際法と人権が重大な政治的攻撃にさらされている時代を生きています」と指摘し、「こうした状況の悪化は、ICCへの攻撃に特に顕著に表れています」と述べた。
ノーベル委員会の言葉を引用
さらに、ノーベル委員会が指摘した「戦争犯罪者が責任を問われ、虐待の被害者が正義の実現を見ることができる国際法制度は、平和な世界の前提条件である」という言葉を引用した。
ピレイ氏は授賞を知らされた時の心境についても語ったが、詳細は有料記事に含まれる。会見では、ICCへの攻撃を「最も望まない」と述べ、国際司法の重要性を改めて訴えた。