英情報調査会社クラリベイトは17日、研究論文が注目を集め、ノーベル賞級の業績を上げた研究者を表彰する「引用栄誉賞」の今年の受賞者22人を発表した。日本からは、物理学分野で九州大工学研究院の安達千波矢主幹教授(62)が選ばれた。
有機ELの改良に成功
安達氏は、スマホやテレビの画面に使われる「有機発光ダイオード」の改良に取り組み、イリジウムや白金などの希少金属(レアメタル)を使わずに発光効率を大幅に高めることに成功した。成果は、色鮮やかで省エネの超薄型ディスプレーの製造などに活用されている。
論文は7400回以上引用
2012年に発表された論文は7400回以上、他の論文に引用された。
過去の受賞者からノーベル賞も
同社によると、02年以降の引用栄誉賞の受賞者485人のうち、89人が後にノーベル賞を受賞した。この中には、坂口志文氏(25年生理学・医学賞)、北川進氏(同化学賞)ら日本の6人も含まれている。



