太陽に最も近い惑星の水星は、誕生から現在までに半径が11.6キロ縮んでいた。北海道大のチームが、表面の凸凹に着目した新手法で突き止めた。
論文は10日、地球惑星物理学の専門誌「Geophysical Research Letters」(https://doi.org/10.1029/2026GL124067)に掲載された。
「しわ」は岩や砂の下に?
水星の表面には、しわのような崖が無数にある。内部が冷えて全体が縮むことで余った表面が押し縮められ、岩が割れてできた地形だ。崖の高さと長さを測れば縮んだ半径を計算でき、従来の推定は1~8キロだった。
ところが、理論モデルでは10キロ超の収縮を予想し、観測からの推定と食い違っていた。一様に冷えるなら崖は全球に均等にあるはずなのに、空白地域があるのも謎だった。
表面の凹凸が手がかりに
チームは、崖がないのではなく、隠されているのではないかと考えた。手がかりにしたのが、表面の凹凸だ。
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