『救命病棟24時』江口洋介&松嶋菜々子、25年の役への愛語る「進藤はブレない」「医者役は小島楓以外できない」
『救命病棟24時』江口洋介&松嶋菜々子、役への愛語る

10月12日スタートのフジテレビ月9ドラマ『救命病棟24時』(毎週月曜 後9:00※初回15分拡大)でダブル主演を務める俳優の江口洋介(58)、松嶋菜々子(52)がこのほど、同局内で行われたドラマの取材会に出席。インタビュー内では、進藤一生、小島楓を演じる2人がそれぞれの役に抱く愛情の深さや、医療ドラマの撮影手法を進化させるきっかけとなった貴重な撮影エピソードなどを語ってくれた。

13年ぶりの復活、新キャストとの共演に手応え

『救命病棟24時』は、救命救急の現場で命に向き合う医師や看護師たちの姿を描く医療ドラマ。1999年に誕生し、今作で第6シリーズとなる。2013年放送の第5シリーズから13年ぶりの復活となり、江口演じる孤高の天才救命医・進藤一生と、松嶋演じる救命医・小島楓が16年ぶりに再集結する。

クランクインしてしばらく経った現場について、江口は「懐かしさもありますが、かなり時間も経っていますからすごく新鮮です。スタッフもキャストも新しい人がほとんどなので、まずはベースを作っていって、それが少しずつ馴染んできて、いい流れができ始めてきたところで、すごく楽しく作品作りに向かっています」と語った。

松嶋は「なんとなくみんなのチームワーク、キャラクターも浸透してきた感じがします。今後の展開が楽しみだなと思いながらやっています」とコメント。新キャストについては、江口が「すごくみんなのびのびと芝居がやれているような気がします。いい意味でリラックスして、その役の中でちゃんと成長していこうとしているように感じます」と話せば、松嶋も「若い方々がすごく器用だなと思うのは、現場でのたたずまいを見ていても、緊張しながらどこかリラックスしているところですね。感心しますし、頼もしさもあって、安心して任せられる」と称えた。

役への愛情と変わらない関係性

本作でカムバックした沢村一樹と八嶋智人については、江口が「出演されたのが第1シリーズですから、相当前ですよね。当時はみんな同じ目線で、同じ救命医を目指してスタートしましたが、生き方の違いでそれぞれのポジションに変わっていきました。沢村くんは院長、八嶋くんはセンター長になっている。そして松嶋さんは副センター長に。立場も変わっている様が、年齢を重ねた分、リアルになっている」と懐かしんだ。

久しぶりに役を演じるにあたり、江口は「本作では日本が抱えている医療制度の問題が作中に組み込まれていますが、それに対して進藤は全然ブレないんです。進藤一生という人間の根本の部分は変えずに演じています」と説明。松嶋は「楓が成長していく過程を第5シリーズまでやらせていただいたので、私にとって医者役は小島楓以外にはできないと思ってきました。楓は、ずっと自分の中に生きていて、この20年以上を過ごしてきました。前作から13年ほど空いてしまいましたが、決して忘れていたわけでなく、大切に温めていた時間だったと思っています」と役への深い愛情を明かした。

また、第1シリーズの撮影について松嶋は「医療リハーサルというものがなくて、当日行って全員一気に動かすというとんでもない現場だったんですね。その中で次第に代役の方々が事前にリハーサルをしてくださって、それを私たち(演者)が見て、映像に作り上げていくという撮影手法が『救命』の現場から生まれたんです。これによって医療モノの撮影が飛躍的に進むようになったと思っているので、私たちが苦労したあの時間は、今の医療ドラマの発展に大きく貢献したのではないかと」と振り返った。

視聴者へのメッセージ

最後に江口は「これまでの放送でも、このドラマを楽しみにしていた方もいらっしゃると思いますし、家族でも見られるような良い作品にしたいと思っています。役者陣、技術スタッフも含めて、このメンバーでどこまで到達できるのか。最後まで見届けてください」と呼びかけた。

松嶋は「今回は『バトンを渡す』こともテーマになっています。研修医だった若い自分がトップにまで行き、さらに若手を育てていく中で彼らに先輩としてどういうバトンを渡せるのか。心を震わせるくらい何かに打ち込む必死になる姿を見てもらい、熱い気持ちを持つことの大切さをメッセージとして伝えたいと思っています」と語り、作品への期待を込めた。