日向坂46が最新シングル「イチャイチャ虫」を9月30日にリリースした。王道アイドルのキュートさとコミカルな世界観が詰まった表題曲をはじめ、グループの多様な魅力を凝縮した楽曲がそろっている。前編のインタビューでは、4期生の正源司陽子と宮地すみれの2人が「イチャイチャ虫」の第一印象やMV撮影の裏側、センターとしての覚悟、そしてひなた坂46の楽曲「風にキンモクセイ」の魅力について語った。
衝撃のタイトルに驚きも“楽しみ”「また新しい魅力をお見せできる」
表題曲「イチャイチャ虫」というタイトルを最初に聞いた時の感想について、正源司は「びっくりしました(笑)。『イチャイチャ虫』って初めて聞く単語ですし、でもかわいらしくて。そのタイトルを見た時に『また新しい魅力をお見せできる』という楽しみがすごく湧いてきました」と語った。
宮地は「私は最初見た時に『これは頭から離れないワードだな』と思って。どんな曲なんだろうと、曲を聴くまでの想像力をかき立てられました」と振り返る。
実際に楽曲を初めて聞いた時について、正源司は「私は元々王道のアイドルみたいなことをするタイプではないので、上手にできないんじゃないかなと個人的には思っていたので、だからこそ今回“新しい挑戦”として、自分にまだまだ乗り越えるべき壁があることに気づくことができてうれしかったです」と話した。
今年のシングルとの違いとMV撮影の裏側
今年発売された「クリフハンガー」や「Kind of Love」とは雰囲気がガラッと変わったことについて、正源司は「『クリフハンガー』や『Kind of Love』とは違って、今回この『イチャイチャ虫』はMVも含めてすごくコミカルな世界観で。今年リリースさせていただいた各シングルで色が違うのが、ファンの皆さんもきっとたくさん楽しんでいただけるんじゃないかなと思って、すごくワクワクしました」と語る。
今作「ひなた坂46」のメンバーとして楽曲に参加している宮地は「私はダンスがすごく好きです。『かわいい感じかな』と思ったら、かっこいい要素もある。足のステップとか細かく見ると『ここ揃っててすごいな』という部分もあって。この曲のいろんな面を楽しんでもらえたらうれしいなと思います」と話した。
MV撮影について、正源司は「MVは『愛し方』について考えるきっかけをもらえるようなMVになっていて。私はすごくメンバーやいろんな方から『犬っぽい』とか、『すごく純粋に愛をいっぱい伝えてそう』と言われるんですが、私自身もメンバーに対して『これがかわいかった』とか『ここが好き』と、できるだけ伝えるようにはしているので、そういうリアルな自分とも結びつくような感じがして、撮影がすごく楽しかったですね」と明かす。
演技面で意識していたことについては「大きいハートが“人”だと思って、ハートにずっと話しかけていました(笑)。ハートからも言葉を返してくれていると自分の頭の中で会話のキャッチボールをしてリアルな雰囲気が出せたらなと思っていました」と語った。
先輩・同期・後輩から受け継ぐセンターのバトン
正源司にとって、表題曲の単独センターは11thシングル「君はハニーデュー」以来となる。2026年は大野愛実さん、藤嶌果歩さんに続いてのセンターとなるが、このポジションにかける思いについて正源司は「私は藤嶌とWセンターを務めた12thシングル『絶対的第六感』以降、ありがたいことにセンターの横のフロントポジションを務めさせていただいていて。先輩である金村(美玖)さんや小坂(菜緒)さん、そして大野と藤嶌がバトンを繋いでくれて。その姿をずっと真横で見てきました」と振り返る。
「2年前はグループの環境がガラッと変わった時期でもあったのと、自分にとって初めてのことがたくさんあって、かなり毎日不安な日々が続いていたので『明日が来たらよし』と自分でハードルをすごく下げて、毎日が必死でした。今考えると当時の自分は『もっと何かできた』と思えるので、今回こうやってメンバーが繋げてきてくれたセンターのバトンを落とすわけにはいかないなと思いますし、2027年に向けてすごく大事なシングルになってくるのかなと思うので、この時間を大切にしていきたいです」と語った。
ひなた坂46「風にキンモクセイ」の魅力
宮地が参加しているひなた坂46の楽曲「風にキンモクセイ」について、清水理央さんがセンターを務めている。宮地は「一番最初にタイトルを見た時は『キンモクセイ』という単語が秋の季語なので、これからの季節にすごくぴったりだなと思ったのと、曲を聴いてからはセンターの理央ちゃんの元気ハツラツな感じにも合っているし、すごく『坂道らしい楽曲だな』と思いました」と話す。
「歌詞を見たら『今を生きる』ということがどれだけ大切かというのを前向きに伝えているんですけど、それがひなた坂のみんなにも通じるものがあるんじゃないかなと思って。アイドルとファンの皆さんとの関係性じゃないですけど、一番輝かしい瞬間なのかなと思っているので、一瞬一瞬を見逃さないでいただきたいなという気持ちを込めながら、夏の終わりのちょっと切ない瞬間を表現している楽曲になっているかなと思います」と語った。
MVについて宮地は「撮影がとっても楽しかったです!普段はちょっと恥ずかしくて、MVも1回見て『よし!』って思ったら、あとは心にしまっておくことが多いんですけど(笑)。このMVは自分がファンであるかのような目線でメンバーを見てしまいました(笑)。何回も何回も見返して、一人ひとりの『あ、ここかわいいな』とか『ここ好きだな』というシーンを探しています」と明かす。
一番お気に入りのシーンについて「2サビの『おひさま笑顔選手権』がお気に入りです!カメラに超至近距離で、私たちが一列に並んで自分の番が来たらそのカメラにいっぱいアピールするという時間があるんですけど、そういうMVって意外と今までに無かったなと思って。おひさまの皆さんにみんなのかわいいお顔をたくさん見ていただけるなって(笑)。私たちも最初は『この距離恥ずかしい!』と思ったんですけど『遠いよ!』って言われてしまいました。結局楽しく撮影していたのが思い出です。いっぱいスクショして見返してほしいです!」と語った。
作曲家・野村陽一郎が生み出す「ライブ映えするアイドルソング」
「風にキンモクセイ」は野村陽一郎さんが作曲を手掛けている。「Love yourself!」収録の「あのね そのね」、「What you like!」以来の提供となる。
野村さんの楽曲の印象について宮地は「野村さんの楽曲は、やっぱり『アイドルらしい』楽曲なイメージがあります。『あのね そのね』も『ルンルンルン』というリズムが続くんですけど、『キュン』や『ドレミソラシド』などファンの皆さんと一緒に盛り上がれるような楽曲が特に多いなと思います。『風にキンモクセイ』もすごくライブ映えする楽曲だと思うので、ライブで披露したらさらにもう一段階魅力が増す楽曲だと思います。野村さんが作曲された爽やかな雰囲気と、かわいい要素が所々にちりばめられている感じが、最後まで聴いていて『楽しい』という気持ちにさせてくれるので、すごく好きです」と語った。
正源司は「私は普段から比較的暗めの曲をよく聴くんですけど、野村さんが作曲された楽曲は暗めの曲が好きな私も、つい乗ってしまう曲がたくさんあります。『What you like!』もそうなんですが、私が好きな『アイカツ!』の世界観を彷彿とさせるような楽曲が多いなと感じますし、そんな楽曲に参加させていただけるのが『アイドルになって良かった』と思える瞬間の一つで、すごくうれしいです」と話した。
後編では、四期生として5年目を迎えた2人の関係性や、『ひなたフェス』中止への思い、それを受け止めたうえで次のライブへの意気込みについても語っている。