『救命病棟24時』13年ぶり復活、足立遼太朗Pが語るリバイバルへの覚悟
『救命病棟24時』13年ぶり復活、足立Pが語る覚悟

『GTO』『踊る大捜査線』など、かつて人気を集めた作品の復活が相次いだ2026年。そんな今年を締めくくる10月クールに、フジテレビを代表する医療ドラマ『救命病棟24時』が、13年ぶりに帰ってくる。

12日にスタートする第6シリーズ(毎週月曜21:00~ ※初回15分拡大)でプロデューサーを務めるのは、入社7年目の足立遼太朗氏。このリバイバル作品について、「テレビがここまで歴史を重ねてきたからこそ生まれた、ひとつのジャンルなのではないかと思っています」と捉えている。

江口洋介&松嶋菜々子も「誰よりも作品のことを考えて」

近年増加しているリバイバル作品について、足立氏は、単なる過去IPの再利用とは少し違う視点を持っている。

「リバイバルというのは、テレビがここまで歴史を重ねてきたからこそ生まれたひとつのジャンルではないかと思っているんです。医療ものや学園ものなどがあるように、求めてくれる人や、楽しみにしていてくれる人がいるなら、“リバイバルもの”があってもいいのではないでしょうか」

『救命病棟24時』にも、そうした時間の積み重ねがある。1999年に第1シリーズがスタートし、江口洋介演じる進藤一生、松嶋菜々子演じる小島楓らが命と向き合う姿を描いてきた。

今回の第6シリーズでは江口と松嶋が16年ぶりに再集結し、第1シリーズに出演した沢村一樹、八嶋智人もレギュラーキャストとして復帰。一方で、木戸大聖、萩原利久、白石聖ら新たな世代も加わる。

「僕になんかできない」初めて仕事を拒む

復活への思いはキャスト側にも強い。足立氏によると、江口と松嶋は「本当に前向きで、情熱を持って、誰よりも作品のことを考えてくださっています」といい、新たに参加するキャストたちからも、「『救命病棟24時』の一員になれる」という喜びが伝わってくるという。

そんな歴史ある作品をプロデューサーとして託された足立氏だが、この話が来た際は「本気で“やりたくないです”と言いました(笑)」と打ち明ける。

99年の第1シリーズ放送時は3歳。第4、第5シリーズはリアルタイムで見た記憶があるものの、それ以前は再放送や配信などで触れてきた世代だけに、「“このような歴史ある作品、僕になんかできないです”と上司にも何度も言いました。仕事を頼まれて“やりたくないです”と言ったのは初めて。それぐらい、自分にできるのかという怖さがあったんです」と振り返る。

「教科書のように研究」した過去シリーズ

企画が動き始めてからも不安は消えなかったが、制作を進めるうちに「徐々に覚悟が芽生えてきて、“救命愛”が強くなっていきました」と意識に変化が。

そして担当が決まると、過去シリーズを何度も見返した。

「教科書のように研究しました。どこが愛されているのか、“『救命病棟24時』らしさ”とは何か。進藤先生と小島先生のキャラクターもそうですし、テンポ感だったり、医療シーンの見せ方だったり、どういう世界観を作っているのかを体に入れていきました」