方南町駅には、最盛期に信者数約650万人(公称)を誇った立正佼成会の信者のためにつくられたという都市伝説がある。同宗教法人の本部は確かに駅から徒歩圏内にあり、噂には信憑性があるように思える。しかし、鉄道ジャーナリストの小川裕夫氏に聞くと、その噂は否定された。
なお、記事内の写真は方南町で出会った謎の男性を写したものだ。
駅建設の真相
「確かに地元ではそんなウワサがあるようですが、まぁ、関係ないですね。そもそも丸ノ内線の中野坂上から延びる路線は、中野富士見町駅付近の車両基地へアクセスするために1961年に建設されたものです。つまり、始めは中野坂上駅から中野富士見町までの盲腸線だったわけです」と小川氏は語る。
その後の住民からの要望で、方南町まで延伸されることになった。方南町駅は1962年に開業。長らく3両編成が中心で、本線の6両編成とは異なっていた。その後、ホームの延伸工事を約7年かけて行い、2019年7月からは新宿・池袋方面からの6両編成直通列車が運行開始した。
小川氏は「盲腸線が延びることで、その街が発展するという例は全国にいくつもありますが、方南町はその好例ですね」と語る。
残る疑問
筆者の疑いはまだ晴れておらず、詳細は後ほど語るとして、まず街の様子を見ていくことにする。
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