草加市は9月、自動車のご当地ナンバープレート「草加」の実現に向け、県を通じて国に申請する。導入要件の緩和を受けたもので、早ければ草加ナンバーは来年11月頃に交付が始まる見通しだ。背景に図柄を描いた「図柄ナンバー」も、2029年からの交付を目指す。
市は「地元愛と知名度のアップが期待できる」としている。
導入要件の緩和で申請へ
国土交通省は今年4月、ご当地ナンバーの導入要件を「登録車両10万台超」から「7万台超」に緩和した。3月末現在の市の登録車両は7万5205台で、要件を満たす。
実現には、ほかにも「地域住民の合意形成」と「図柄ナンバーの導入」が必要となる。このうち合意形成については、市内の商工団体や町会連合会などが、以前から導入を要望してきた。
春日部からの独立
現在、市内で登録する自動車のナンバーは、所管する自動車検査登録事務所に基づき「春日部」となる。同じ同事務所管内でも、隣の越谷市は2014年、ご当地ナンバー「越谷」を導入して「春日部」から独立した。
市は5月下旬~7月上旬、「草加」と「春日部」のままのどちらがいいか、無作為抽出した18歳以上の市民3000人に意向などを聞くアンケート調査を行った。今は結果を集計中で、申請時に提出する。
図柄ナンバーも検討
並行して図柄ナンバーの検討作業も始める。採用する図柄には、全国区の知名度を誇る「草加せんべい」や、旧日光街道の松並木「草加松原」などを推す声が出ているという。
今回、国交省は9月末までご当地ナンバーを全国募集しており、市は準備を急いでいる。草加ナンバーが導入されると、自動車と排気量126cc以上のバイクが交付対象となるが、図柄ナンバーは自動車だけが対象だ。
市総合政策課は「ご当地ナンバーは地域名を発信する『走る広告塔』になる」と導入の効果や意義を強調している。
県内のナンバーは、運輸支局などに基づく「大宮」「春日部」「所沢」「熊谷」と、ご当地ナンバーの「川口」「川越」「越谷」がある。



