プロジェクションマッピングで東京のナイトライフが世界一に、都庁が国際大会の聖地へ
PMで東京ナイトライフ世界一、都庁が国際大会聖地に

プロジェクションマッピングが東京の夜を変革、都庁が世界の聖地に

プロジェクターを使って壁面などに幻想的な映像を投影するプロジェクションマッピング(PM)が、地域活性化の切り札として脚光を浴びています。日本は世界有数の国際大会開催地となり、東南アジア諸国からも関心が集まっています。東京都庁の担当者は、「東京都庁が聖地の一つになれば」と期待を込め、2026年5月に開催される国際大会への意欲を示しています。

都庁の巨大PM展示がナイトライフを牽引

東京都は夜の観光を強化するため、2024年2月から都庁第1本庁舎の壁面(約1万4000平方メートル)でPMを開始しました。40台の投影機を設置し、午後6時30分頃から約3時間、高さ100メートルのゴジラが庁舎を襲撃するオリジナルストーリーなどを上映しています。この常設展示は「世界最大の建築物でのPM」としてギネス世界記録に認定され、年間50万人以上が訪れる人気スポットとなりました。近隣ホテルでは庁舎側の部屋が人気を博すなど、インバウンド効果も顕著です。

国際大会で世界の注目を集める都庁

2026年5月には、都庁を初めて舞台としたPMの国際大会が開催されます。一般財団法人「プロジェクションマッピング協会」(東京)が企画し、世界中から作品が集まる予定です。前回の2024年大会では56か国・地域から278作品が応募し、国際的な関心の高さが示されました。都はこれまでに都庁舎のPM事業に24億4000万円を投資し、2026年度当初予算でも7億6000万円を計上。都内自治体への相談対応や設備助成も行い、PM普及を後押ししています。

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PM効果で東京の都市ランキングが急上昇

PMの影響もあり、森ビルの調査研究機関「森記念財団都市戦略研究所」が2025年12月に発表した「世界の都市総合力ランキング」では、東京のナイトライフ充実度が1位となり、全体でも過去最高の2位に浮上しました。これにより、東京の夜の魅力が国際的に評価され、観光や経済への波及効果が期待されています。

日本の技術力が世界をリード

PMは1969年に米ディズニーランドのアトラクションで導入され、冬の日没が早い欧州諸国で夜のイベントとして広まり、オリンピック式典でも活用されるようになりました。日本では2012年の東京駅丸の内駅舎での投影が注目を集め、パナソニックやエプソンなど国内メーカーが投影機を製造し、世界有数の技術を保有しています。プロジェクションマッピング協会代表の石多未知行さん(51)は、「欧州だけでなく、タイやマレーシアなどからも講演依頼があり、連携を求められている。日本はPMの先進国の一つとして、活用モデルを示していきたい」と語り、国際的なリーダーシップを強調しています。

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