声優の梶裕貴が18日、東京・新宿バルト9で行われた新作アニメ『サイボーグ009 ネメシス』(19日全3話一挙配信)の先行上映会で、共演の中村悠一に対して「僕は中村悠一になりたい」と衝撃の告白をし、会場を沸かせた。
不朽の名作が60周年で新たな一歩
石ノ森章太郎さんの漫画を原作とする本作は、1964年7月19日に『少年キング』で連載がスタートしてから30年以上にわたり各誌で連載され、アニメや映画など多メディアに展開されてきた。2024年7月19日には作品誕生60周年を迎え、今なお多くのファンに愛され続けている。
主人公・島村ジョー(009)役の梶裕貴は、作品との出会いについて「物心ついたときには自然と自分の中にストーリーやキャラクター像、セリフなどのイメージが刻まれていた」と振り返る。今回改めて原作やアニメに触れ、「石森先生が1960年代に作られた作品のテーマというのが、今のこの現代日本とリンクしてる部分がすごく多いなと感じられて」と、多様性や人間同士の絆を描いた普遍的なテーマに感銘を受けたと語った。
声優陣が語る作品の重み
本作で初登場となるネメシスのグラヴィトンを演じた中村悠一は「思い返してみたんですけど、いつなんだろうっていうのが思い出せないぐらいには、いつの間にか知ってたなっていうのが率直な僕の記憶」と語り、003(フランソワーズ)役の早見沙織も「物心をつく頃には当たり前のように知っていた作品だったんです」と、作品の歴史の重みを感じさせた。
梶は自身が演じるジョーについて、「ただただ熱血主人公ではないけれど、彼の中にある弱さみたいなものがあるからこそ、彼の正義が成り立っているので、そこの芯の強さというのはすごく意識しながらやらせていただきました」と、キャラクターの繊細な内面に寄り添ったことを明かした。
「もし特殊能力を持てるとしたら?」の質問で一転
トーク後半、作品にちなみ「もし1つだけ特殊能力を持てるとしたら?」という質問が投げかけられると、シリアスな本編から一転して和気あいあいとしたムードに。007の変身能力に憧れるという梶は、「僕は中村悠一になりたい」と発言。周囲から理由を深掘りされると、さまざまな作品で共演してよく知っているにも関わらず、毎回“いい声だな”と感じるとにっこり。これに対し中村は「それしかできない能力でいい?他はもう許しませんよ」とユーモアを交えツッコミを入れつつ、「自分じゃないものになったときに、人のことってわからないから、それを体感できるっていうのは、仕事にもいいですよね」と役者らしい視点でフォロー。早見も「確かに私も中村さんになりたい」と同調し、会場の笑いを誘った。
『サイボーグ009 ネメシス』の魅力
『サイボーグ009』は、009(ゼロゼロナイン)・島村ジョーをはじめとする9人の「ゼロゼロナンバーサイボーグ」たちが、悪の組織「ブラック・ゴースト」により戦争のための兵器として改造手術を受けながらも組織を脱出し、世界から争いをなくすために戦う物語。今作『サイボーグ009 ネメシス』は、プライムビデオほかにて順次配信が開始される。
イベントではほかに、OPアーティストの杏子が登壇。EDアーティストのスキマスイッチがVTRで登場した。



