京都市下京区の太子山保存会は、祇園祭で使う提灯の点灯に、ソーラーパネルで充電したポータブル電源を今年から導入した。これは、ごみ減量に取り組む一般社団法人「祇園祭ごみゼロ大作戦」の活動の一環で、伝統行事の持続可能な運営を目指す試みだ。
ポータブル電源提供の背景
ポータブル電源の開発・販売を手がける「エコフロー」(東京都中央区)が、2023年から複数の山鉾にポータブル電源を提供している。太子山では、これまで提灯の電源確保に苦慮していたが、ポータブル電源の導入により、配線の手間が省け、設置が容易になった。
保存会の期待
太子山保存会の石田憲二理事長(62)は、「配線の心配がなく便利。伝統を守りながら新しいものを取り入れていきたい」と話す。同会は今後も、環境に配慮した方法で祇園祭の運営を続ける方針だ。
持続可能な祭りへ
「祇園祭ごみゼロ大作戦」は、祭りで出るごみの削減を目指して活動しており、今回の取り組みもその一環。ポータブル電源の活用により、ディーゼル発電機の使用を減らし、二酸化炭素排出量の削減にも貢献する。祇園祭はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、環境負荷の低い運営方法の模索が続いている。



