KDDIの子会社でISP事業を手掛けるビッグローブ(東京都世田谷区)は6月23日、同社のメールサービス「BIGLOBEメール」において、利用者のメールアドレスやBIGLOBE ID、パスワードが外部に漏えいした可能性があるとして、会員に緊急のパスワード変更を呼びかけた。しかしXなどのSNS上では、同日から翌24日にかけて「画面エラーで変更手続きができない」とするユーザーの声が相次いでいる。
パスワード変更できない理由はシステム負荷
ITmedia NEWSが同社に確認したところ、SNS上のこうしたユーザーの声は把握していると回答した。ビッグローブによると、パスワードを変更する機能そのものは停止していないものの、会員向けのマイページの動作が重くなっており、画面の操作や更新に時間がかかっているという。同社は「多くのお客様にアクセスいただいている影響で、マイページが大変混み合っております」と説明しており、一時的な負荷増大が原因とみられる。
強制的リセットも計画、実施日は未定
また同社は告知内で、パスワードを変更していない利用者を対象に、パスワードの強制的リセットを実施するとしている。ただし、具体的な実施日を記載していなかったため、X上では一部の利用者から疑問の声も上がっていた。ビッグローブに確認したところ、実施日は「社内で協議中」のため未定だという。
発端はKDDIの不正アクセス発表
今回の事案の発端は、KDDIが6月23日に公表した、ISP事業者向けに提供しているメールシステムへの不正アクセスだ。KDDIによると、ビッグローブやニフティなど6社のメールサービスで最大1422万件のメールアドレスとパスワードが漏えいした可能性があるという。不正アクセスを確認したのは6月17日で、KDDIは同日中にシステム修復を実施したとしている。
ユーザーからの懸念と今後の対応
パスワード変更ができない状況に対し、SNS上では「変更しようとしてもエラーが出る」「何度試してもダメ」といった投稿が相次ぎ、一部のユーザーからは「本当に安全なのか不安」との声も聞かれる。ビッグローブは、システム負荷の軽減に向けて対応を進めているとし、利用者に対しては時間を置いて再度アクセスするよう呼びかけている。



