元Facebook(現Meta)幹部シェリル・サンドバーグの傲慢な素顔が、元同社グローバル公共政策部門ディレクターのサラ・ウィン-ウィリアムズ氏によって暴露された。安倍晋三首相(当時)との面談に際し、サンドバーグは両親の同席を要求。さらに自著『リーン・イン』の売り込みに利用しようとしたという。
首相との面談に両親同席を要求
ウィン-ウィリアムズ氏は、2013年にサンドバーグが来日した際のエピソードを明かした。サンドバーグは茶道体験などの観光を楽しんだ後、安倍首相との面談を心待ちにしていた。しかし、彼女は両親であるアデルとジョエルも面談に同席させるよう要求。ウィン-ウィリアムズ氏は「外交官時代を通じても、会談の場にパパやママを連れてくる首脳なんて見たことがない」と驚きを隠せなかった。
この突拍子もない要望に途方に暮れたウィン-ウィリアムズ氏は、国際司法裁判所での勤務経験がある親友のベックに電話で相談。ベックは「首脳会談に家族を連れてきた人も見たことがあるから、こっそり会場に入れてしまえばいい」と提案した。誰がそんなことをしたのか尋ねると、ベックは「ロバート・ムガベ大統領」と笑いながら答えたという。結局、首相官邸から「首相との面会にご両親を同席させることはできません」ときっぱり断られ、サンドバーグはしぶしぶ受け入れた。
ヘアメイクのトラブルで泣く日本人スタッフ
面会当日の朝、サンドバーグが滞在するザ・リッツ・カールトンのスイートルーム前で、ウィン-ウィリアムズ氏は完璧なメイクにしゃれた服装をした美しい日本人女性が声を立てずに泣いているのを目撃した。声をかけると、そこにサンドバーグのアシスタント、デビーが現れ、「ヘアメイクに大問題発生中」と説明。メイクさんはサンドバーグの意向をうまく通訳できず、サンドバーグは爆発寸前だったという。
ウィン-ウィリアムズ氏は「文化の違いが原因か。メイクさんが考える“西洋女性が好きそうなメイク”をされちゃったとか」と推測したが、デビーは笑わなかった。結局、別のヘアメイクを手配できたかどうかは不明だが、この一件はサンドバーグの完璧主義と傲慢さを象徴するエピソードとして記憶されている。
自著『リーン・イン』の売り込み
サンドバーグは安倍首相との面談を、自身の著書『リーン・イン』の販売促進に利用しようとしたとされる。ウィン-ウィリアムズ氏の暴露により、サンドバーグの行動が単なる文化の違いを超えた、計算された自己宣伝であったことが浮き彫りになった。このエピソードは、テクノロジー業界のリーダーが政治の場でどのように振る舞うべきかという倫理的な疑問を投げかけている。



