Windows Latestの検証により、Windows 11に標準搭載されている天気アプリ「MSN天気」のメモリ使用量が1.2GB以上に達し、比較対象としたmacOSの天気アプリの約5倍になることが明らかになった。
「MSN天気」はポータルサイトのアプリ版
Windows Latestによると、Windows 11の天気アプリは「MSN天気」として提供されている。Microsoft Storeを調査すると、配布されているアプリのバージョンとインストール状態の一致が確認でき、外観も完全に一致することから、同一アプリであると判断された。
アプリ名の「MSN」は、Microsoftが運営するポータルサイト「The Microsoft Network」の略称で、ニュースや天気、エンターテインメント情報などを無償提供するWebサイトとして1995年から運営されている。「MSN天気」はその天気情報のアプリ版であり、天気予報の部分はポータルサイトと同一構成・同一データを表示しているという。
広告表示とメモリ使用量の実態
ポータルサイトでは広告が表示される一方、アプリ版では通常、広告は目立たない。ただし、Windows Latestによると、「天気の詳細情報」セクションでアイテムを3列以上表示すると広告が現れるという。同メディアは、天気予報で外部から取得したデータの提供にはコストがかかるとして、広告表示には一定の理解を示している。
データの入手先はアプリの設定の「提供元」から確認でき、日本向けの気象データは気象庁および「Weather Service, Ltd」、地図データはForecaとされる。
一方、メモリ使用量については苦言が呈された。タスクマネージャーで分析すると、内部では9つのサブプロセスが動作し、すべてがChromium系のプロセス名だった。この構成から、天気アプリはWebView2を利用したWebアプリとして実装されていると指摘されている。検証ではメモリ使用量が1.2GB以上に達したのに対し、macOSの天気アプリは約250MBで、大きな差が見られた。
今後のネイティブ化は不明
MicrosoftではWindowsアプリのネイティブ化に向けた取り組みが進められているが、Windows Latestによると、最近アップデートされた標準アプリに天気アプリは含まれておらず、MSNブランドの天気アプリが今後ネイティブ化されるかは不明だという。



