Windows 11 7月更新に13の新機能、ポイントインタイムリストアなど
Windows 11 7月更新に13の新機能、ポイントインタイムリストアなど

Windows Centralは、Windows 11バージョン25H2および24H2向けの7月セキュリティ更新プログラムに導入される13の新機能と改善点を紹介した。この更新は7月14日(日本時間15日)に公開予定で、セキュリティ脆弱性の修正に加え、多数の新機能が含まれる。

ポイントインタイムリストアの導入

最大の目玉は「ポイントインタイムリストア」機能だ。これはシステム全体を数時間または数日前の状態に回復できる機能で、Windows Updateの不具合、破損したドライバー、設定ミス、マルウェアの侵害など予期しない問題に対処する。Windows Centralによると、この機能は「ボリュームシャドウコピーサービス(VSS: Volume Shadow Copy Service)」によって実現される。管理コンソールでVSSを無効にしている場合、この機能も無効化される可能性がある。

設定は設定アプリの「システム」→「回復」→「ポイントインタイムリストア」の「表示または編集」ボタンから調整可能。Windows 11 HomeおよびProエディションではデフォルトで有効化される。最大ストレージ使用量はデフォルトでCドライブの2.0%に設定され、筆者環境では復元ポイント2つで合計約6.9GBを消費した。環境にもよるが、デフォルトで2回または3回分の復元ポイントを作成可能と推測される。

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スクリーンティントとアクセシビリティ改善

新たなアクセシビリティ機能「スクリーンティント」が導入される。PCの長時間使用に伴う頭痛や眼精疲労の軽減を目的としており、画面の色合いと明るさを調整することで負担を軽減する可能性がある。設定アプリの「アクセシビリティ」→「スクリーンティント」から調整可能で、6種類のプリセットカラーまたはカスタムカラーで画面全体をオーバーレイ表示できる。

また、拡大鏡機能が改善され、拡大率の直接入力が可能になった。従来は既定の拡大率しか選択できなかったが、好みの数値を入力できるようになり、拡大鏡バーから直接変更することもできる。

Windows Updateの無期限一時停止

Windows Updateの一時停止機能が事実上の無期限停止に対応する。指定可能な停止期間は最大35日だが、期限内の更新を繰り返すことで無期限の停止が可能になる。日付選択はカレンダーコントロールに変更され、一時停止期限を過ぎた場合は従来通り自動的に更新がダウンロードおよびインストールされる。

ウィジェットの刷新

タスクバーのウィジェット(ショートカットキー「Win+W」)が刷新される。タスクバー左端のウィジェットボタンにマウスホバーしても開かなくなり、通知やバッジの動作が控えめになる。これまで過剰な演出にストレスを感じることも多かったが、今後は煩わしい動作が最小限に抑えられる。Windows Centralによると、この改善に伴いウィジェット全体の信頼性、応答性、視覚的品質も向上する。

その他の改善点

Bluetoothの信頼性、互換性、安定性が改善され、ミュート状態の同期不良の修正やAirPodsなど一部デバイスの接続速度や互換性が向上する。スマートフォン連携(Phone Link)を介した通話機能も改善され、予期しない通話開始前の音声切り替えや応答不可モード時の着信音再生が修正される。

エクスプローラーの起動速度が高速化され、企業や学校のアカウントでログインしている場合、ホーム画面のファイルにマウスホバーすると「ファイルの場所を開く」や「Copilotに質問する」などのオプションが表示される。アドレスバーには二重バックスラッシュや引用符を含むパスのサポートが追加される。

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新しいプリンタをインストールする際、デフォルトでインターネット印刷プロトコル(IPP)が選択されるようになる。従来の動作に戻したい場合は、設定アプリの「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」→「Default install printers using Windows Ready Print」をオフにする。

位置情報サービスを無効にした場合、関連する機能停止オプションもグレー表示に切り替わる。従来は設定が有効なままで混乱の原因となっていた。

Copilot+ PCでは、音声入力および音声アクセス機能がリアルタイムのテキスト修正に対応し、環境雑音への対応能力も向上する。

機密仮想マシン(CVM: Confidential Virtual Machine)のネットワークスループット向上のため、SR-IOVハードウェアアクセラレーションがデフォルトで使用される。さらにWi-Fiの電力設定に関するバグチェック(ブルースクリーンエラー)の削減、IPv6 VPNを含むセルラー(WWAN)接続の改善も導入される。

タッチパッドの右クリック領域のサイズ調整が可能になり、「デフォルト」、「小」、「中」、「大」から選択できる。サードパーティベンダーが独自のカスタマイズアプリを提供している場合、その設定を反映したカスタムオプションが表示される。

7月のセキュリティ更新プログラムは7月14日(日本時間15日)に公開予定で、これらの新機能と改善が含まれる。