ソニー、PS5 Pro発表でゲーム業界に新風「AIアップスケーリングで4K/60fps実現」
PS5 Pro発表、AIアップスケーリングで4K/60fps実現

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2024年9月10日、現行のPlayStation 5の上位モデル「PlayStation 5 Pro」を正式に発表した。発売日は2024年11月7日で、価格は11万9980円(税込)となる。この新モデルは、AIを活用したアップスケーリング技術「PlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)」を搭載し、従来のPS5では難しかった4K解像度かつ60fpsの安定したフレームレートを実現する。

AIアップスケーリング技術PSSRとは

PSSRは、機械学習を用いて低解像度の画像を高解像度に変換する技術で、NVIDIAのDLSSやAMDのFSRに類似する。ソニーは独自のAIモデルを開発し、PS5 ProのカスタムGPUに統合した。これにより、ゲーム開発者は特別な最適化を施すことなく、既存のPS5ゲームを4K/60fpsで動作させることが可能になる。SIEのマーク・サーニー氏(ハードウェアアーキテクト)は、「PSSRは、プレイヤーにこれまでにない視覚体験を提供する」と述べている。

ハードウェアスペックの強化

PS5 Proは、現行PS5比でGPUのコンピュートユニット数が約45%増加し、レンダリング速度が最大2~3倍向上した。また、レイトレーシング性能は2~4倍に強化され、よりリアルな光の表現が可能となった。メモリ帯域幅も28%増加し、高速なデータ転送を実現する。ストレージは1TB SSDを搭載し、Wi-Fi 7に対応する。

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ゲーム体験への影響

この性能向上により、特に高フレームレートを要求するFPSやレースゲーム、大規模オープンワールドゲームでの恩恵が大きい。例えば、『グランツーリスモ7』では4K/60fpsでのプレイが可能になり、『Marvel's Spider-Man 2』ではレイトレーシングを有効にした状態で60fpsを維持できる。また、PS5 Proは可変リフレッシュレート(VRR)と8K出力にも対応する。

価格と発売日

PS5 Proの価格は11万9980円で、現行PS5(デジタル・エディション:4万9980円、Ultra HD Blu-ray搭載版:6万6980円)と比較して大幅に高額となっている。予約は2024年9月26日から開始される。SIEは、PS5 Pro向けに最適化された「PS5 Pro Enhanced」タグを導入し、対応タイトルを順次拡大する方針だ。

業界の反応と今後の展望

今回の発表は、ゲーム業界に大きな衝撃を与えた。特に、AIアップスケーリング技術の採用は、コンソール市場における新たなトレンドとなる可能性がある。アナリストの多くは、PS5 Proが2024年末のホリデーシーズンに販売を牽引すると予測する。一方で、高額な価格設定が消費者の購買意欲にどのような影響を与えるかが注目される。

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