ahamoが12月から料金改定、40GB・60GB・120GBの3段階制に
ahamoが12月から料金改定、40GB・60GB・120GBの3段階制に

NTTドコモは12月1日から、オンライン専用プラン「ahamo」を改定する。容量は40GB・60GB・120GBの3段階制となり、40GBの月額料金は税込3135円からとなる。

値上げの背景と他社との比較

値上げについては、物価高など現在の状況を踏まえ、やむを得ないことだと考える。他社も相次いで値上げし、予想外の顧客流出を食い止めているだけに、NTTドコモもようやく着手できたという感がある。ただ、NTTドコモの場合、ネットワーク品質が他社より優れている点を考慮する必要がある。

今回のahamoにおける改定は、もともと掲げた「シンプル」な設定だっただけに、相当、苦労したと思われる。単純に容量、価値を変えれば、値上げしたのがはっきりとわかる。使い放題プランのように「付加価値」を盛り盛りにして、値上げに見えないようにするわけにもいかない。段階制という、これまでとは違う見せ方にしたことで、なんとか乗り切ったようにも見える。

楽天モバイルとの比較で浮き彫りになる課題

ただ、質疑応答でも質問したが、段階制にしたことで、楽天モバイルと比較しやすくなってしまったのではないか。料金の段階を並べると、明らかにNTTドコモの方が高く見えてしまう。「あまり使わない時は安く、使うときはお得に」と考えると、自然と楽天モバイルを選びたくなってくる。

実際のところ、KDDIによるローミングが終わりつつあるなかで、SNSを見ると楽天モバイルに対して、ネットワーク品質を訴える声が毎日、大量に上がっている。

しかし、販売代理店関係者によれば、MNPにおける楽天モバイルの競争力は高く、構造的にいまだに他社からユーザーを奪っているという。

他社の反応と今後の見通し

確かに、一度も楽天モバイルを使ったことのない人からすれば、「安いなら、乗り換えようか」という気になるのは当然だ。ただ、実際に使ってみて、初めてネットワーク品質の実情に気がつくのだろう。

今回、ahamoが40GBをしきい値にしたことで、気になるのが他社の動向だ。UQモバイルやワイモバイルなどは35GBを売りにしてきただけに、ahamo対抗を迫られることになるのではないか。

ahamoは12月1日に料金が改定される。まだ2か月以上の猶予があるだけに、他社も何かしら反応してくることは間違いなさそうだ。