【独自】次期iPhone、全機種にLTPO有機EL搭載へ サムスンが供給
次期iPhone全機種にLTPO有機EL搭載へ

次期iPhoneシリーズでは、全機種にサムスンディスプレイ製のLTPO(低温多結晶酸化物)有機ELパネルが採用される見通しであることが、業界関係者の話で明らかになった。これにより、ProMotion(可変リフレッシュレート)と常時表示ディスプレイが全機種で利用可能となる。

供給量は前年比30%増

サムスンディスプレイは、2025年向けのLTPO有機ELパネルの供給量を前年比30%増の約1億2000万枚に引き上げる計画だ。これは、Appleが全機種にLTPOパネルを採用する方針を受けたもの。従来はProモデルのみに搭載されていたが、コストダウンと量産技術の向上により、普及モデルへの搭載が可能になった。

業界アナリストによれば、LTPOパネルの採用により、消費電力が最大15%削減されるという。これにより、バッテリー駆動時間の延長が期待される。また、常時表示ディスプレイは、画面の一部を常に点灯させて時刻や通知を表示する機能で、ユーザーの利便性を向上させる。

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サムスン、LG、BOEの三社体制

Appleの有機ELパネル供給は、サムスン、LGディスプレイ、中国BOEの三社体制で進められている。サムスンは全機種向けにLTPOパネルを供給する一方、LGはProモデル向けの高輝度パネルを、BOEは一部の普及モデル向けパネルを担当する見通し。ただし、BOEのLTPOパネルは量産の歩留まりに課題があり、2025年モデルへの供給は不透明だ。

また、次期iPhoneでは、全機種にOLEDパネルが採用されることが確実視されており、液晶モデルは終了する。これにより、iPhoneのディスプレイは全て有機ELに統一される。

Appleのディスプレイ戦略

Appleは、ディスプレイの性能向上に積極的で、2024年モデルから全機種にLTPOパネルを採用する方針を固めた。これにより、ユーザーはエントリーモデルでもProMotionの滑らかなスクロールや常時表示を体験できるようになる。一方で、Proモデルとの差別化は、カメラ性能やチップ性能に移行するとみられる。

価格面では、LTPOパネルのコストが従来の有機EL比で約10%高いため、次期iPhoneの価格が一部で上昇する可能性がある。しかし、Appleは量産効果によりコスト吸収を図るとみられる。

サムスンディスプレイは、LTPOパネルの生産能力を増強するため、2024年内に韓国・牙山工場に追加投資を行う計画。これにより、Appleからの受注増に対応する。

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