アップルは6月5日、新型iMac Proを発表した。新たに自社設計のM4チップを搭載し、CPU性能は従来のM3搭載モデル比で最大2.5倍、AI処理性能は最大3倍に向上した。同社は「プロフェッショナル向けとして最高のパフォーマンスを提供する」と述べている。
M4チップの詳細と性能
M4チップは最大16コアのCPUと40コアのGPUを搭載。メモリは最大256GBのユニファイドメモリに対応し、帯域幅は毎秒800GBに達する。ニューラルエンジンは第4世代に進化し、毎秒38兆回の演算が可能。これにより、機械学習やAI関連のタスクが大幅に高速化される。
ディスプレイは27インチの5K Retinaディスプレイを採用。輝度は1000ニトで、P3の広色域とTrue Toneに対応。カメラは12MPの超広角カメラを搭載し、センターフレーム機能によりビデオ会議での利便性が向上した。
価格と発売時期
新型iMac Proの価格は1999ドル(約29万8000円)から。9月20日に発売予定で、Apple Storeおよび正規販売店で購入可能。アップルは「クリエイティブプロフェッショナルや科学者、エンジニアなど、高い処理能力を必要とするユーザーに最適」とアピールしている。
また、同時にUSB-C対応のMagic Keyboard、Magic Mouse、Magic Trackpadも刷新された。これにより、周辺機器の統一が図られ、ユーザー体験が向上すると期待される。
市場への影響と競合
アナリストは、今回のiMac Proの発表がクリエイター向けPC市場に大きな影響を与えると分析。特に、AI処理性能の向上は、動画編集や3Dレンダリング、機械学習の分野で競合製品に対する優位性を高めるとみられる。
一方で、価格が高額であることから、一般ユーザー向けのiMacとは明確に差別化されている。アップルは「プロ向けの製品ラインは、ビジネスや研究開発の現場で不可欠なツール」と述べ、市場の需要に応える姿勢を示した。



