夏の暑さが年々厳しさを増す中、屋外で長時間過ごすゴルフ場での熱中症対策が進んでいる。ゴルフ場の閑散期となる夏場でもプレーを楽しんでもらおうと、ゴルフカートへのクーラー導入やドレスコードの緩和といった工夫を凝らしている。
カート全55台にクーラー導入
奈良県大淀町の「花吉野カンツリー倶楽部」では、2024年夏からカート全55台にクーラーを導入した。天井部分に設けた専用のクーラーは、温度を5度から26度まで調整できる。風量も6段階で設定でき、炎天下でも冷風を感じられる。バッテリーはカート用とは別で、約8時間の連続使用が可能という。
クーラーを利用し、友人らとプレーしたという王寺町の70歳代男性は「体感温度が全然違う。スコアも好調だった気がする」と笑顔だった。同ゴルフ場の福尾昌彦・総支配人は「プレーする全員にクーラーを利用してもらえる。猛暑続きだが、快適にゴルフを楽しんで」と呼びかけている。
ドレスコード緩和で暑さ対策
県内初のゴルフ場として1957年に開業した「奈良国際ゴルフ倶楽部」(奈良市)では、昨年からプレー中のドレスコードを緩和。半ズボンを着用する際は膝丈までのハイソックスをはくことにしていたが、くるぶしが隠れる長さであればショートソックスも可とした。さらに今年からはシャツの裾出しもできることにした。
中村進二・支配人は「伝統あるゴルフ場でも、猛暑を受けて変化が必要。清潔感に配慮いただいた上で、暑さ対策も取り入れていきたい」と話している。



