茨城フィジカルAIコンソーシアム初イベント、医療ロボや四足歩行ロボ登場
茨城フィジカルAIコンソーシアム初イベント、最新ロボット披露

「いばらきフィジカルAI産業創出コンソーシアム」が今月設立されたことを受け、県は28日、水戸市で初の大型イベントを開催した。最新ロボットの実演展示や企業担当者の講演があり、県内の産業活性化へ機運を高めた。

コンソーシアムの概要

コンソーシアムは、AI(人工知能)を使ってロボットなどを自律的に動かす「フィジカルAI」分野への中小企業参入を促そうと、県が3日に設立。27日時点で、フィジカルAI分野に挑戦する「正会員」に79社、事業を支える大手企業や大学、金融機関の「賛助会員」に44者が加わった。今後も会員を募集し、セミナー開催やビジネスマッチング、共同研究などの実現を目指す。

最新ロボットの実演

28日の会場では、県内新興企業のロボットやドローンが展示された。筑波大発の新興企業「Quick」(つくば市)が医療現場支援のために開発する人型ロボットは、病院内を動き回り、人が倒れた様子をカメラで検知して人に知らせたり、医療器具を運んで医師をサポートしたりできるという。「Closer」(同)が披露したロボットは、物資の大きさなどを判断して自動で積み上げていく機能があり、工場で人の負担減が期待できるという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

中国のロボットメーカー「Unitree」も参加し、四足歩行ロボットが宙返りを披露すると、会場がどよめいた。二足歩行の人型ロボットも軽やかなダンスを舞い、参加者を和ませた。

基調講演と知事のあいさつ

日立製作所の湊秀樹・主任技師が基調講演し、「労働力不足や地政学リスク、天災・紛争の多頻度化など産業を取り巻く環境は常に変化している」と強調した。現場の状況を客観的に捉えて自律的に行動し、複雑な動作にも対応するフィジカルAIの需要が高まるとして、「工場では、AIで人間の負担を減らし、技能を継承する取り組みの加速が必要だ」と述べた。

コンソーシアムの会長を務める大井川知事は、あいさつで「フィジカルAIは幅広い産業分野での展開が期待されている。コンソーシアムを、新たなビジネス創出や県の産業成長の起爆剤にしたい」と語った。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ