富士通は8日、「ダイヤモンドスピン方式」の量子コンピューターの試作機を開発したと発表した。計算を担う部品同士を光回路や光ファイバーでつなぐことができ、量子コンピューターの大規模化につながるという。
ダイヤモンドスピン方式とは
量子コンピューターは、量子力学を使った次世代の計算機だ。計算を担う基本要素の「量子ビット」に何を使うかで、さまざまな方式がある。
ダイヤモンドスピン方式もその一つ。炭素原子で組みあがった人工ダイヤモンドの結晶中に、不純物の原子と炭素原子が欠けた穴がセットになった構造をつくる。そこにある電子や原子核の「スピン」という性質を量子ビットとして使う。
量子モジュールを光で接続
複数個のスピンが、マシンの頭脳にあたる部品「量子モジュール」となる。モジュール同士を光でつなぐことで、計算したり、情報をやりとりしたりできる。量子コンピューター同士をつなぐ「仲介役」にもなる。
これまでは不純物として窒素…



