「包丁キャンセル」SNSで広がる、時短調理が家族の時間を生む
「包丁キャンセル」SNSで広がる時短調理の新常識

SNSで「包丁キャンセル」という言葉が広がっている。包丁を使わずに調理するこの手法は、家庭料理を巡る状況や意識の変化を映し出している。

包丁を使わないレシピが約4割

「ママインフルエンサー」としてSNSでレシピを紹介する高田早希さん(30)が7月に出版した「るいちゃんねるの爆速親子ごはん」(主婦の友社)では、掲載レシピの約4割が包丁を使わずに完成する。

7月下旬、高田さんの自宅を訪ねると、長女(3)と夫(33)が市販のカット野菜をみじん切り器に入れてさらに細かくし、その横で高田さんが塩サバをキッチンバサミで切っていた。

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時短で家族との時間を確保

一人暮らしを始めたのを機に、いかに手早く調理するかを考えるようになった高田さんは、結婚、出産を経て「10分でも時短できれば、家族との時間がとれる」とさらなる時短を模索してきた。その工夫の一つが包丁キャンセルだ。

現在は30分で3品作れるという。「料理が好きで、家族が喜んでくれると何よりうれしい。手間をかけるだけが愛情ではない」と話す。

こうした動きの背景には、カット野菜やミールキットの増加、調理器具の進化がある。包丁を使わない調理法は、忙しい家庭や料理に時間を割けない人々の間で支持を広げている。

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