AEW育成の現場、専門職として判断に責任持つ力を育てる 東京情報大の取り組み
AEW育成の現場、判断に責任持つ力育てる 東京情報大

政府が人材育成に力を注ぐ「アドバンスト・エッセンシャルワーカー(AEW)」について、養成に取り組む現場の様子が注目されている。AEWはAI(人工知能)などを活用して生産性を高める「高度現場人材」とも呼ばれ、提唱した法政大経営大学院の山田久教授(労働経済学)は「オフィス労働者の余剰と現場人材の不足というミスマッチを解消し、社会的価値を引き上げる突破口」と期待を寄せる。

デジタル活用教育プログラムの認定校

千葉市にある東京情報大学は、国によるデジタルを活用した教育プログラムの認定を受けており、ホームページに「アドバンスト・エッセンシャルワーカー養成のトップランナーへ」と掲げている。2017年に新設した看護学部では「情報活用・発信力に優れた看護職」の育成を目標の一つに据え、学生約200人がカリキュラムを受講している。

独自色を出すカリキュラム

履修内容の多くは、4年制で看護について学び、卒業時に看護師国家試験を受験できるようにするためのものだ。こうした内容は他の大学の看護学部でも共通しているが、東京情報大学は残りの部分で独自色を出している。「最後の判断に責任を持つのは人」という考えのもと、4年間を通して専門職としての判断力を養う取り組みを進めている。

VRゴーグルを使った授業の様子も公開されており、最新技術を活用した教育が行われていることがうかがえる。医療や介護の現場でAI・デジタルを活用できる人材の育成は、政府も後押ししている。