トヨタ、2024年世界販売初の1000万台超えも中国市場で苦戦
トヨタ、世界販売1000万台超えも中国で苦戦

トヨタ自動車は2024年の世界販売台数が前年比3.7%増の約1010万台となり、初めて1000万台の大台を突破した。しかし、中国市場では販売が低迷し、前年比6.9%減の約177万台にとどまった。

中国市場での苦戦要因

中国市場での販売減少は、現地メーカーによるEV(電気自動車)シフトの加速が主因とみられる。トヨタはEV投入が遅れ、中国のBYDなど競合にシェアを奪われている。中国自動車工業協会によると、2024年の中国新車販売に占めるEVの割合は約30%に達し、トヨタのEV比率は5%未満と低迷している。

地域別の販売動向

地域別では、北米が前年比8.3%増の約280万台と堅調。日本国内は同6.4%増の約190万台で、欧州は同4.1%増の約120万台だった。一方、中国を含むアジア地域は同1.2%減の約300万台と伸び悩んだ。

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トヨタは2025年も世界販売1000万台超えを目標とするが、中国市場での巻き返しが課題となる。同社は2026年までにEVのラインアップを10車種に増やす計画で、中国市場向けの専用EVも投入する方針だ。

自動車業界の構造変化

世界的なEVシフトの中で、トヨタのハイブリッド車(HV)需要は依然として強く、2024年のHV販売は前年比20%増の約450万台と過去最高を記録した。しかし、中国や欧州でEV規制が強化される中、トヨタの戦略が問われている。

トヨタの豊田章男会長は「EV一辺倒ではなく、カーボンニュートラルへの多様な道筋が必要」と述べ、HVや水素エンジン車なども含めたマルチパスウェイ戦略を強調している。一方、中国市場では現地メーカーの価格競争が激化しており、トヨタの収益性にも影響が出始めている。

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