NECは、光半導体技術において世界初となる毎秒100ギガビット(Gbps)超えのデータ伝送に成功したと発表した。この技術は、AI(人工知能)時代のデータセンター向けに開発され、消費電力を従来の3分の1に削減できるという。
光半導体技術の革新
NECが開発したのは、シリコンフォトニクス技術を活用した光トランシーバー。従来の電子配線では限界があった高速・大容量通信を、光信号に置き換えることで実現した。同社によると、この技術により毎秒100Gbpsを超えるデータ伝送が可能となり、AI処理で急増するデータ需要に対応できる。
消費電力の大幅削減
NECの光半導体技術は、消費電力を従来の電子配線方式と比較して約3分の1に抑える。これは、AIデータセンターの運用コスト削減に直結し、環境負荷の低減にも貢献する。NECの担当者は「この技術により、AI時代のデータ通信インフラを革新できる」とコメントしている。
2025年の実用化目指す
NECは、この光半導体技術の実用化を2025年に計画している。まずはAIデータセンター向けに提供し、その後、5G通信やクラウドサービスなどへの展開を視野に入れる。同社は、この技術がデータ通信のボトルネックを解消し、AIのさらなる発展を支えると期待している。
世界初の成果
毎秒100Gbps超えの光半導体技術は、NECによると世界初の成果。これにより、同社は光通信分野でのリーダーシップを強化する。競合他社も同様の技術開発を進めているが、NECは早期の実用化で市場を先行する構えだ。



