Snapdragon X2搭載の新型Surface、外観を徹底チェック
Snapdragon X2搭載Surface、外観を徹底チェック

出張や旅行、カフェでのリモートワークなど、PCを日常的に外へ持ち出して業務するモバイルワーカーにとって、「どこへでも持ち運べる軽量さ」と「1日を通して安心して使えるバッテリー駆動時間」、そして「ストレスの少ない処理能力」のバランスは重要なテーマだ。特に長時間の移動や外出先での仕事、コーディングなどの業務において、ACアダプターを持ち歩かずに済むかどうかは、モバイルにおける快適性を大きく左右する。

そんな現代の多様な働き方に応えるべく登場したのが、新たに登場した「Microsoft Surface」シリーズだ。コンシューマー向けの最新モデルはQualcommのSoC「Snapdragon X2」シリーズを搭載し、処理パフォーマンスの底上げを図っている。

Snapdragon X2搭載の「Surface Pro 13インチ」「Surface Laptop 13.8/15インチ」登場

今回は、Snapdragon X2 Eliteを搭載する「Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)」と「Surface Pro 13インチ(第12世代)」を試す機会があったので、2回に分けて実機を検証していく。今回は、両製品の「外観」をチェックしてみよう。

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今回試すのは、Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)のJade(左)と、Surface Pro 13(第12世代)のDune(右)。いずれも今世代からの新色で、メモリ16GB/SSD 512GBというオーソドックスな構成となっている。

次世代SoC「Snapdragon X2 Elite」がもたらす刷新

今回のレビュー機は、ともにSoC(プロセッサ)として「Snapdragon X2 Elite X2E-80-100」を搭載している。Snapdragon X2 Eliteは「Snapdragon X2」シリーズの上位ブランドで、X2E-80-100は12コアCPU構成の中位モデルという位置付けだ。CPUコア(Qualcomm Kryo)は最大4.7GHz、GPUコア(Qualcomm Adreno X2-85)は最大1.7GHzで動作する。NPUコアのピーク性能は80TOPS(毎秒80兆命令)と、従来の約1.78倍に引き上げられた。

ArmアーキテクチャーベースのCPUコアによる省電力設計と、強力なNPUによる推論ベースのAI処理パフォーマンス向上により、Windows Studio Effectsを始めとするカメラ映像(動画)に対するリアルタイムエフェクトや、音声のリアルタイム文字起こしなど、Copilot+ PCで利用できる各種AI機能が快適に利用できるのはもちろんのこと、モバイルPCとして長時間のバッテリー駆動を狙った設計になっている。

Copilot+ PCとしての完成度は、別の記事でじっくりと検証していきたい。

ライフスタイルに合わせて選べる2つのスタイル

今回レビューするSurface Laptop 13.8インチ(第8世代)はクラムシェル型ノートPC、Surface Pro 13インチ(第12世代)はキーボード着脱式(デタッチャブル式)のタブレットPCという異なるフォームファクターを採用している。それぞれの特徴を見ていこう。

Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)

Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)は、新色の「Jade(ジェイド)」をレビューする。落ち着いたアルミボディと柔らかな新色が相まって、とても新鮮な印象を受ける。

筐体のクラムシェルボディは、膝の上や新幹線を含む特急列車の狭い座席でも素早く画面を開いて作業を開始できる安定感と、しっくりとした重厚感のあるキーボードをもたらしてくれる。

公称のバッテリー駆動時間は、ローカルビデオ再生で約20時間とスタミナもバッチリだ。実際の利用状況にも左右されるが、1〜2日程度は充電器(ACアダプター)を持ち運ばずに運用できる。

Surface Pro 13インチ(第12世代)

Surface Pro 13インチ(第12世代)は、新色の「Dune(デューン)」をレビューする。Surfaceブランドのルーツでもあるスタンド付きのデタッチャブルタブレットというスタイルは、タッチ操作やペン入力を重視したい人、あるいはフルスクリーンで動画を高い没入感で楽しみたい人にピッタリだ。

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Snapdragon X2 Eliteを搭載するレビュー機は、OLED(有機ELディスプレイ)を搭載している。「Snapdragon X2 Plus」モデルが搭載する液晶ディスプレイと比べると、パネル解像度(2880×1920ピクセル)やリフレッシュレート(最大120Hz)、HDR表示(HDR10/Dolby Vision IQ規格に対応)といったスペックは同一されているが、コントラスト(明暗)比は約7.7倍(1300:1→1万:1)、HDR表示時のピーク輝度は1.5倍(600ニト→900ニト)と、より鮮やかで明るい映像を楽しめるようになっている。

今回は、オプション品である「Surface Pro 13 インチ フレックス キーボード スリムペン付き」(直販価格8万80円)とセットでレビューした。このキーボードはBluetoothによるワイヤレス接続にも対応しており、本体と分離した状態でもタイピング可能だ。

これに付属の「Surface スリムペン」を組み合わせることで、タブレットとしても本格デスクワーク環境としても自由自在に変形する。

なお、Surface Pro 13 インチ フレックス キーボード(直販価格6万2480円)とSurface スリムペン(直販価格2万2770円)はそれぞれ単品でも購入できるが、セットの方が直販価格ベースで5170円も安い上に、キーボードのカラーを「Black」に加えて「Dune」または「Bright Sapphire(ブライトサファイア)」からも選べる。最初からペンを使いたい人、あるいはキーボードのカラーにこだわりたい人はセットの購入をお勧めする。

外観をチェックしつつ、使い勝手のリアルに迫る。