AIに「全部よろしく」で失敗? うまく使う人が実践する「仕事の分け方」:じぶんAI構造術
AIに「全部よろしく」は失敗? 仕事の分け方のコツ

AIをうまく使えない人に多いのは、「1回の指示で全部AIにやってもらおうとする」パターンだ。確かにAIは高性能で、多くの項目を同時に処理できる。しかし、複雑なタスクを1回のプロンプトで完成形に仕上げてもらうことは、現状ではほぼうまくいかない。

「いきなり全部」は人間でもAIでも無理

例えば、誰かに仕事を依頼する場面を考えてみよう。「今から市販のゲームと同じレベルのゲームを一つ作って。プログラミングも全部よろしく」と言われたらどうだろうか。どんなジャンルか、ストーリーは何か、登場キャラクターは誰か、製作方法はどうするか、画面構成はどうするか、どんなユーザー向けか――すべてがあいまいなままでは、作りようがない。

AIも同じで、全体像があいまいなまま「完成形」を求められても、正確には動けない。例に挙げたように、「市販されているゲームを開発して」とAIに言っても、AIは決していきなり完成形のプログラムを返さない。必要な前提情報が整理されていないからだ。

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うまく使う人は「分け方」を知っている

では、AIをうまく使う人はどうしているのか。彼らは、仕事を細かい単位に分割してからAIに依頼している。全体像を把握し、タスクを分解し、一つひとつを明確な指示として与えることで、AIの性能を引き出している。

「いきなり全部」ではなく、「段階的に依頼する」ことが、AIを活用するための基本と言える。複雑なタスクほど、構造を可視化し、前提情報を整理してからAIに渡すことが重要だ。

この記事は、書籍『頭のいい人がやっている「じぶんAI」構造術』(ゲッティイメージズ/クロスメディア・パブリッシング)に編集を加えて転載したもの。なお、文中の内容・肩書などはすべて出版当時のもの。

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