GitHub、AIによる大量の質の低いプルリクエストを抑制する新機能導入へ
GitHub、AIによる低品質なプルリクエスト抑制機能導入

米GitHubは、ユーザーごとにプルリクエスト(PR)数の上限を設定できる新機能の導入を発表した。生成AIによるコーディング支援が普及したことで、誰もが手軽に大量のコード生成やバグ発見が可能になった。その結果、オープンソース(OSS)プロジェクトに対して、これまでにないほど大量の機能追加やバグ修正のためのプルリクエストが寄せられるようになった。しかし、その中にはAIが生成した質の低い内容のものも多数含まれていることが指摘されている。

低品質な大量のプルリクエストを抑制

こうした低品質な内容を含む大量のプルリクエストを1つ1つOSSの開発者がレビューしていくのは大きな手間となっており、その解決が求められていた。今回発表されたプルリクエスト数の上限機能は、その解決策の1つとして提供されるものだ。

具体的には、リポジトリへの書き込み権限を持たないユーザーのプルリクエストの上限数を設定できる。上限数に達したユーザーは、提出済みのプルリクエストのいずれかが閉じられるかマージされるまで、次のプルリクエストを提出できなくなる。これにより、ユーザーが気軽に大量の質の低いプルリクエストを提出することを抑制し、1つ1つのプルリクエストを吟味するようになることが期待できる。

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信頼できるユーザーはバイパス可能

一方で、信頼できるユーザー(コントリビューター)に対しては、バイパスリストに載せることでプルリクエスト数の上限から外すことができる。GitHubは今年(2026年)2月に、リポジトリのコラボレーターだけがプルリクエストを提出できる設定を可能にした。しかし、この設定では外部のコントリビューターからのプルリクエストを完全に排除してしまうことになる。今回のプルリクエスト数の上限設定は、外部のコントリビューターからのプルリクエストを受け付けつつも、その質をある程度コントロールできるようにするためのものと言えるだろう。

今後のさらなる対策

GitHubは今後さらに、提出されたプルリクエストの中から低品質なものを見つけた場合にアーカイブへ移動して一般には見えなくするアーカイブ機能や、今回のプルリクエストと同様にイシューに関しても上限数を設定できるようにする機能などを提供していく予定としている。

これらの取り組みは、生成AIの普及によって増加したノイズのようなコントリビューションから、OSSプロジェクトを守り、開発者の負担を軽減するためのものだ。

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