新型アウディQ3に試乗 ベースグレード550万円の実力は?
新型アウディQ3試乗 ベース550万円の実力

アウディ ジャパンは2026年5月19日、コンパクトSUV「Q3」およびクーペスタイルの「Q3スポーツバック」をフルモデルチェンジし、販売を開始した。3代目となる新型Q3は、2011年の初代登場以来、世界累計200万台以上を売り上げてきた人気モデル。日本では約6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

新型Q3のラインナップと価格

日本導入モデルは、1.5Lターボエンジンにマイルドハイブリッド(MHEV)を組み合わせた前輪駆動の「110kW」と、2.0Lターボエンジンを搭載する4輪駆動(クワトロ)の「150kW」の2種類。特別仕様車と限定車を除く価格帯は550万円~628万円で、最も安いのは「Q3 110kW advanced」の550万円、最も高いのは「Q3スポーツバック 150kW advanced」の628万円となる。

今回試乗したのは、ベースグレードの「Q3 TFSI 110kW advanced」。オプションとして、有償ボディカラーの「タンボラグレーメタリック」(8万円)と「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」(28万円)が装着されていた。

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ディーゼルモデル廃止の理由

旧型では人気を博したディーゼルエンジンモデルは、新型では日本に導入されない。アウディ ジャパンの商品企画担当者は、「お客様の使用実態と市場環境を踏まえた結果」と説明。このセグメントのユーザーは年間走行距離が1万km未満であるケースが多く、ガソリンモデルで十分と判断したという。なお、海外市場ではプラグインハイブリッド(PHEV)も用意されている。

サイズ感とデザイン

新型Q3のボディサイズは、全長4,530mm、全幅1,860mm、全高1,610mm(スポーツバックは1,570mm)、ホイールベース2,680mm。競合のマツダCX-5(全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,695mm、ホイールベース2,815mm)よりひと回り小さく、日本の道路事情に適したミドルサイズSUVだ。旧型比で40mm延長された全長は、ほぼフロントセクションに充てられ、よりスポーティーで伸びやかなプロポーションを実現している。

特徴的な操作系と走行インプレッション

注目すべきは、ステアリングコラムに統合されたシフトレバー。ウインカーレバーの位置にあり、アウディとして初の採用となる。最初は戸惑うが、慣れれば問題なく操作できる。センターコンソールのシフトレバーがなくなったことで、収納スペースが拡大された。

走りに関しては、110kW(約150ps)の1.5Lターボエンジンは静かで快適。しっとりとした乗り心地ながら、軽快な印象もあり、運転しやすいと評価できる。マイルドハイブリッドのアシストにより、発進・加速がスムーズだ。

また、200台限定の「Audi Q3 Sportback matte edition」も同時発表。プレミアムコンパクトSUVクーペセグメントでは珍しい純正マットペイント(マデイラブラウンマット)を採用し、価格は778万円。

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