トヨタ自動車とスバルは、共同開発した新型電気自動車(EV)「bZ4X」と「ソルテラ」を2021年11月11日に世界初公開した。両車はSUVタイプのEVで、航続距離は500km以上を実現。2022年半ばに日本、米国、欧州などで発売される予定だ。
共同開発の経緯とプラットフォームの特徴
両社は2005年から技術提携を進めており、今回のEVはその成果の一つ。トヨタの「e-TNGA」プラットフォームをベースに、スバルの四輪駆動技術を融合させた。バッテリーはリチウムイオンで、容量は71.4kWh。モーターは前後に搭載し、システム最高出力は160kW(218馬力)を発揮する。
デザインと走行性能
エクステリアは、トヨタ「bZ4X」が直線的でシャープなデザイン、スバル「ソルテラ」はより有機的な曲線を採用。両車とも全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mmで、ホイールベースは2850mm。0-100km/h加速は6.9秒と発表されている。
充電性能と安全装備
急速充電(CHAdeMO)に対応し、30分で80%まで充電可能。家庭用200V充電では約9時間でフル充電となる。安全面では、トヨタの「Toyota Safety Sense」とスバルの「アイサイト」の最新版を搭載。自動駐車機能や、高速道路でのハンズオフ運転支援(レベル2相当)も利用できる。
販売戦略と市場への影響
トヨタはbZ4Xを世界約80カ国で販売し、年間販売目標は5万台。スバルはソルテラを世界約40カ国で販売し、年間1万台を目指す。両社は今回のEVを皮切りに、2030年までにトヨタは30車種、スバルは6車種のEVを投入する計画だ。
トヨタの豊田章男社長は「EVはカーボンニュートラル実現の重要な選択肢の一つ」と述べ、スバルの中村知美社長は「スバルらしい走りと安全性をEVで実現できた」とコメントしている。



