中国のMoonshot AIは7月17日、最新の大規模言語モデル「Kimi K3」を公開した。同社は、このモデルが米国製の最先端AIモデルであるFable 5、Opus 4.8、GPT 5.6 Sol、GPT 5.5に肉薄し、一部の性能で上回ると主張している。
2.8兆パラメータと100万トークンのコンテキストウィンドウ
Kimi K3は2.8兆のパラメータを持ち、100万トークンものコンテキストウィンドウを備えている。これは、従来のモデルと比較して極めて大規模な処理能力を実現するものだ。新たに開発されたKimi Delta Attention(KDA)とAttention Residuals(AttnRes)というアーキテクチャに基づいて構築されており、前世代のKimi K2と比べて全体のスケーリング効率が約2.5倍向上したとされる。
幅広い用途と効率的な動作
このモデルは、コーディング、ゲーム開発、チップ設計、科学研究、映像編集など多岐にわたる用途に活用できるとしている。また、Stable LatentMoE機能により、896人のエキスパートの中から16人を実質的に起動して動作するため、高い効率性を実現している。
利用方法と価格設定
Kimi K3は、Kimi.com、Kimi Work、Kimi Code、Kimi APIから利用可能。価格はキャッシュヒット入力が0.30ドル/MTok、キャッシュミス入力が3.00ドル/MTok、出力が15.00ドル/MTokに設定されている。なお、モデルのウェイトは7月27日に公開される予定だ。



