トヨタ、EV販売台数でテスラ超えへ 2026年に150万台目標
トヨタ、EV販売でテスラ超えへ 26年150万台目標

トヨタ自動車は、電気自動車(EV)の販売台数で2026年に世界最大手の米テスラを上回る可能性がある。トヨタは2026年に世界でEVを150万台販売する目標を掲げており、これはテスラの2022年の販売台数(131万台)を超える数字だ。

トヨタのEV戦略と目標

トヨタは2022年にEVの販売台数が約2万4000台と、テスラや中国の比亜迪(BYD)に大きく遅れを取っていた。しかし、2023年には新たなEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用した「bZ4X」などの投入を開始し、2024年以降にEVのラインアップを大幅に拡充する計画だ。

トヨタの豊田章男社長は「EVは重要な選択肢の一つだが、すべての顧客に適したソリューションを提供するため、ハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)なども含めたマルチパスウェイ戦略を推進する」と述べている。

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テスラの現状と課題

一方、テスラは2022年に世界で131万台のEVを販売し、EV市場で圧倒的なシェアを誇る。しかし、2023年には中国市場での競争激化や値下げ競争の影響で、利益率が低下している。また、テスラは2023年に年間販売台数200万台を目指しているが、トヨタの150万台目標はテスラに迫る勢いだ。

EV市場の競争激化

トヨタの攻勢により、EV市場はさらに競争が激化すると見られる。特に中国市場では、BYDや上海汽車など現地メーカーが台頭しており、トヨタとテスラのシェア争いに影響を与える可能性がある。

トヨタは2025年までにEVのラインアップを30車種に拡大し、2030年には世界で350万台のEV販売を目指す。これは、トヨタの世界販売台数の約3分の1に相当する。

トヨタの強みと課題

トヨタの強みは、長年培ってきた生産技術とサプライチェーンの効率性だ。しかし、EV向けのバッテリー調達や、ソフトウェア技術の面ではテスラに遅れを取っている。トヨタは、パナソニックとの合弁会社「プライムプラネットエナジー&ソリューションズ」を通じて、バッテリーの生産能力を拡大する計画だ。

また、トヨタは2023年4月にEV事業を統括する新組織「BEV Factory」を設立し、EV開発を加速している。BEV Factoryのプレジデントを務める加藤武郎氏は「2026年までにEVのコストを50%削減し、競争力を高める」と語っている。

今後の見通し

トヨタのEV販売台数がテスラを超えるかどうかは、今後の市場動向や両社の戦略次第だ。しかし、トヨタの巨額の投資と強固な生産基盤を考慮すれば、EV市場での存在感を急速に高める可能性は高い。

自動車業界アナリストの山田氏は「トヨタがEV市場でテスラを追い抜くのは時間の問題だ。トヨタの規模とブランド力は、長期的にはテスラを凌駕するだろう」と分析している。

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