2026年6月12日、宇宙企業スペースX(スペースエックス)がナスダック市場に上場し、史上最大のIPOを達成した。時価総額は電気自動車テスラを上回り、創業者のイーロン・マスク氏の保有資産は世界で初めて1兆ドルを突破した。直近では大赤字ながら、市場の注目を集めている。
スペースXの事業と収益構造
ブルーモ証券代表取締役の中村仁氏は、スペースXの事業について解説する。同社は画期的なロケット技術を所有し、宇宙ビジネスの最前線に立つ。売上高の約6割を占めるのが通信衛星「スターリンク」で、これが収益の柱となっている。また、AI事業への展開も注目されている。
中村氏は「スペースXは赤字だが、成長性への期待から時価総額が300兆円を超えている」と指摘する。創業から上場まで24年を要したが、その間の技術革新と事業拡大が評価された。
イーロン・マスク氏の人物像と資産
イーロン・マスク氏は現代で最も偉大な起業家の一人とされ、スペースXとテスラの両方を率いる。今回の上場で同氏の資産は1兆ドルを超え、「トリリオネア」と呼ばれる存在となった。中村氏は「マスク氏のビジョンと実行力がスペースXの成功を支えている」と語る。
将来の注目ポイント
スペースXの将来には2つの注目点がある。一つは大型宇宙船「スターシップ」の開発と火星探査計画。もう一つは宇宙を活用した新たなビジネスモデルの構築だ。中村氏は「SFのような壮大な事業構想が現実になりつつある」と評価する。
スペースXの上場は宇宙ビジネス全体にとって重要な転機となる。今後の展開が注目される。



