ソニー・ホンダ、EV量産モデル「アフィーラ」をCES 2025で公開へ
ソニー・ホンダ、EV量産モデルをCES 2025で公開

ソニー・ホンダモビリティ(本社・東京)は2025年1月7日、米ラスベガスで開幕した世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」において、電気自動車(EV)の量産モデル「アフィーラ(Afeela)」の市販バージョンを世界初公開した。同社は2026年春に北米で納車を開始し、価格帯は約10万ドル(約1500万円)からと発表。ソニーグループと本田技研工業の合弁会社が手がける初の量産EVとして、注目を集めている。

アフィーラの特徴と仕様

アフィーラは、ソニーのイメージセンサーやAI技術、エンターテインメント機能と、ホンダの車両開発・製造技術を融合したセダンタイプのEV。全長約4.9メートル、全幅約1.9メートル、全高約1.45メートルで、ホイールベースは約3メートル。フロントに大型のディスプレイを備え、車内外に計45個のカメラやセンサーを搭載。レベル3相当の自動運転機能を目指すとしている。

パワートレインは、前後にモーターを搭載した四輪駆動方式で、システム出力は約400キロワット(約544馬力)。バッテリーはリチウムイオンで、航続距離は約480キロメートル(WLTPモード)を目標とする。充電は急速充電に対応し、DC150キロワットの充電器で約30分で80%まで充電可能。

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ソニー・ホンダモビリティの戦略

ソニー・ホンダモビリティの水野泰秀CEOは、「アフィーラは、単なる移動手段ではなく、移動空間そのものをエンターテインメントに変える」と述べ、車内でのゲームや動画配信サービスとの連携を強調。ソニーのPlayStationや音楽・映像コンテンツを車内で楽しめる環境を提供する計画だ。また、自動運転技術の進化により、ドライバーが運転から解放された時間を有効活用できるとしている。

価格設定について、水野CEOは「プレミアムセグメントを狙う」と説明。当初の販売目標は年間1万台程度と見込む。販売は北米から始め、欧州や日本市場への展開は未定としながらも、将来的にはグローバル展開を視野に入れている。

CES 2025での反響と今後の展望

CESの会場では、アフィーラの実車が展示され、多くの来場者が試乗体験を希望。ソニー・ホンダモビリティは、2025年後半に予約受付を開始し、2026年春の納車開始を目指す。また、自動運転技術の開発パートナーとして、米クアルコムやエヌビディアとの協業も発表。ソフトウェアのアップデートにより、購入後も機能拡張が可能な「ソフトウェアデファインドビークル(SDV)」としての進化を謳う。

アフィーラの投入は、EV市場の競争激化が続く中で、ソニーとホンダの技術力を結集した新たな挑戦として注目される。特に、エンターテインメント性を重視した差別化戦略が、既存のEVメーカーに対してどのような競争優位をもたらすかが焦点となる。

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