ソニー本田のEV「アフィーラ」、2026年北米出荷へ 3万9000ドルから
ソニー本田EV「アフィーラ」、26年北米出荷へ

ソニー・ホンダモビリティ(東京・中央区)は12日、2026年春に北米市場で電気自動車(EV)「アフィーラ(AFEELA)」の出荷を開始すると発表した。価格は約3万9000ドル(約580万円)からとなる。同社はソニーグループと本田技研工業の合弁会社で、2023年に設立された。

ソニーの技術とホンダの車体製造を融合

アフィーラは、ソニーのイメージセンサーやAI技術を活用した高度な運転支援システムを搭載。ホンダの車体製造技術と組み合わせることで、競争力のある価格帯を実現した。初年度の販売台数は未公表だが、北米市場でのシェア拡大を目指す。

同社の水野泰秀CEOは「アフィーラは、モビリティの新たな価値を提供する。ソニーのエンターテインメント技術も融合し、車内体験を革新する」と述べた。

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北米市場での競争激化

北米のEV市場では、テスラやフォルクスワーゲン、ヒョンデなどが激しい競争を繰り広げている。アフィーラは3万9000ドルという価格帯で、テスラの「モデル3」(約4万ドル)と直接競合する。また、中国のBYDも北米市場への参入を検討しており、価格競争が一段と激化する見通し。

ソニー・ホンダモビリティは、2026年の出荷開始後、順次生産台数を拡大し、2028年までに年間10万台の販売を目指す。さらに、欧州市場への展開も視野に入れている。

車内体験の革新を訴求

アフィーラは、ソニーのエンターテインメント技術を活用し、車内で映画や音楽、ゲームを楽しめる環境を提供する。また、自動運転技術の進化により、移動時間を有効活用できるとしている。同社は、単なる移動手段ではなく、生活空間としての価値を強調する。

ただし、自動運転のレベルは現時点で「レベル2」程度とみられ、完全自動運転には至っていない。今後のソフトウェアアップデートで機能向上を図る計画だ。

今後の課題

アフィーラの成功には、充電インフラの整備やバッテリー調達の安定化が不可欠だ。北米ではテスラのスーパーチャージャー網が強みを持つが、ソニー・ホンダモビリティは他の充電ネットワークとの提携も検討している。

また、中国製EVの台頭により、価格競争が激化する中で、いかに差別化を図るかが問われる。同社は、ソニーのブランド力とホンダの信頼性を武器に、北米市場での地位確立を目指す。

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