マツダは5月に全面改良して発売したスポーツ用多目的車(SUV)「CX-5」の国内受注台数が、販売開始から約3か月で1万7000台に達したと発表した。月2000台の国内販売目標を掲げており、順調な出足となっている。
9年ぶりの全面改良で室内空間が拡大
国内向けの全面改良は9年ぶりで、車体が大きくなり、室内空間も広がった。若者を中心に顧客層が拡大しており、直近の受注の約半数が新規顧客で、20歳代以下では新規客の割合が6割を超えるという。
国内販売は増加計画、米国では苦戦
マツダの国内販売台数はここ数年減少傾向で、2026年3月期は前期比5.3%減の14万4000台だった。新型CX-5をてこに、27年3月期の国内販売は6.1%増の15万3000台を計画している。
CX-5は世界販売で全体の3割を占める主力車種で、マツダの命運を握る。国内市場が順調に立ち上がった一方で、主力市場の米国では苦戦している。マツダの米国法人が公表した8月の販売台数は前年同月比17.9%減の9657台で、3月に発売して以来、前年実績を下回り続けている。
米国市場の課題と今後の見通し
ジェフリー・ガイトンCFO(最高財務責任者)は米国市場について、「ガソリン価格の高騰や金利の高止まりで、6月の時点での消費者マインドは50年来ないほど低くなっている」と説明。「新型の価値を十分に訴求し、成長させていく」としている。



