中国EV市場で日本車苦戦、BYDがシェア拡大を加速
中国EV市場で日本車苦戦、BYDがシェア拡大 (30.06.2026)

中国の電気自動車(EV)市場で、日本車メーカーの苦戦が鮮明になっている。一方、中国大手のBYD(比亜迪)はシェアを急速に拡大しており、2023年のEV販売台数は前年比62%増の157万台に達した。この数字は、日本車メーカー全体の中国市場での販売台数を大きく上回る。

日本車メーカーの中国シェア低下

日本車メーカーはかつて中国市場で高いシェアを誇っていたが、EVシフトで出遅れた。2023年の中国市場での日本車のシェアは約15%と、5年前の約20%から低下。特にトヨタやホンダは、EV投入の遅れが響いている。トヨタの中国でのEV販売台数は2023年で約4万台にとどまり、BYDの157万台とは大きな差がある。

日本車メーカーの苦戦は、中国政府のEV推進政策と、BYDなどの地元メーカーの台頭が背景にある。中国政府はEV購入補助金や充電インフラ整備を進め、EV需要を喚起。一方、BYDはバッテリー技術や価格競争力で優位に立ち、2024年には世界販売台数でテスラを上回る可能性も指摘されている。

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BYDの成長戦略

BYDは2023年、EVとプラグインハイブリッド(PHV)を合わせた販売台数で前年比62%増の302万台を達成。そのうちEVが157万台、PHVが145万台だった。BYDの成長は、低価格モデル「シー」シリーズや高級ブランド「仰望」の投入によるものだ。また、バッテリーの垂直統合により、コスト競争力を高めている。

BYDの王伝福会長は「2024年は海外市場への拡大を加速する」と述べ、東南アジアや欧州での販売網を強化する方針。すでにタイでは工場を稼働させており、2024年中にハンガリーにも工場を建設する計画だ。

日本車メーカーの巻き返し

日本車メーカーも巻き返しを図る。トヨタは2026年までに10車種のEVを投入する計画で、2023年には中国市場向けに「bZ3」を発売。ホンダも2024年に中国でEV新モデルを投入する。しかし、中国市場での競争は激化しており、日本車メーカーがシェアを回復するのは容易ではない。

調査会社のデータによると、2024年1月の中国EV販売台数は前年同月比で約80%増加。BYDが首位を維持し、日本車メーカーの販売台数は減少傾向にある。日本車メーカーは、中国市場での存在感を維持するために、EV戦略の加速が求められている。

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